勝ち馬が強すぎる

新潟は日差しが強いものの、日陰に入れば暑さはそれほどでもなく秋のちょうどいい気候。
これならば馬に暑さが堪えることもなかっただろう。

パドックに出てきた姿は上手くまとまってはいるけど、やはりボリュームが足りない。
牧場でゆとりある状態ですら背中からトモにかけてもっと成長してもらいたい姿だから、当然か。
とはいえ、春の疲労困憊だった状態を考えれば全然よくなっている。

それだけにレースではもしかしたら3着も？と期待したけど甘くなかった。
ジョッキーが言うように外に出す機会がなかったし、
最内枠でなければ3着争いに加われた可能性もあっただろうけど、あくまでそこまで。

勝ち負けには到底届かない。とにかく勝ち馬が強い。
回ってきただけと表現したくなるほど、イスラボニータが強い。
トゥザワールドだって状態は良いし、強い馬。そしてジョッキーも上手く乗っているのだけれど、子ども扱いされてしまった。
ダービー馬よりやはりボニータの方が上だな…お見事。

そのイスラボニータが菊参戦を表明した以上は、菊に向かうインセンティブもなくなったでしょう。
あの馬を相手にして勝ち目のない競馬に参戦するのは勘弁してもらいたい。
ただでさえ賞金が足りない1000万条件の馬だし、権利もない以上は自己条件で頑張ってもらいたい。

この馬にとって大事なことは来年以降の本格化に向けて大事に大事にレースを経験していくこと。
京都で適鞍がある日は幸いG1があるし、ジョッキーの確保は簡単なはず。
そこでジョッキーも固定化して、一つ一つ競馬を教えてもらいたい。

とりあえず菊花賞参戦を目指して、それに左右されるようなローテだけはやめて欲しい。
菊花賞なんてどうでもいいのだから。