競輪
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2012/07/31 04:52
今日は天皇賞（春）を振り返ってみようと思
今日は天皇賞（春）を振り返ってみようと思います。本来ならば勝ち馬のビートブラックからコメントするべきだと思いますが、前哨戦の阪神大賞典でオルフェーヴルが逸走するという出来事が有り、後に凱旋門賞挑戦の発表の際に池添騎手からスミヨン騎手に鞍上が交替するというニュースが有ったのでオルフェーヴルの事から先にコメントさせてもらおうと思います。やはり、阪神大賞典のレースぶりが天皇賞（春）のレースに心理的にも肉体的にも影響を及ぼしていたと思います。オルフェーヴルに関係する人達が何時の時期に凱旋門賞を意識し始めたのかという正確な時期は分かりませんが、少しその意識が強くなり過ぎた結果が阪神大賞典の結果だったのではと思っています。オルフェーヴルが先頭に立った時に強く抑え過ぎた為に馬が勘違いして止まってしまったと自分は解釈しています。レース後に陣営からは「先の事を考えたら早めに先頭に立つような競馬はしたくなかった」というコメントが有りましたが、そのような競馬を教えているというレースはして欲しくないですし、2歳やクラシック前ならまだしも、4冠馬に対して今更それはないと思いました。阪神大賞典も先頭に立った後も普通に走っていたら勝っていたように思います。歴代の強い馬も力に差が有る時には、いつもと違う戦法の逃げの手に出たり、かなり早い位置からスパートをかけたりしているのを見受けるので、オルフェーヴルもそのレベルに有る馬だと思います。日本に敵なしでなければ凱旋門賞出走は考えないと思うので、国内での競馬を軽視していたという事はないと思いますが、少なからず過信や油断みたいなものが阪神大賞典に現れてしまったと思います。この事を踏まえて天皇賞（春）を見るとオルフェーヴルの敗因が導き出せると思います。調整方法から走路試験の為にいつもと違う調整方法を取らざるを得なかったですし、レースでも試験で使用した馬具（メンコ）を付けなくてはいけなかったですし、馬にとっても非常にストレスのかかる時間だったと思います。騎手の心理面を考えれば、再び同じ事は繰り返せないので、騎乗も消極的、安全運転にならざるを得ないと思います。よりによって再度の大外枠でしたし運も無かったです。展開的には1000�団眠�1分ジャストで流れていたし、ビートブラックとゴールデンハインドが引っ張っていたので、いつものオルフェーヴルならその2頭を見ながら追走していれば、レコードの更新も有ったのではと思います。実際の競馬はペースがそれなりに流れたからなのか、元気が無かったからなのか、いつもほどガツンと行く感じは無く、折り合いは割とスムーズだったように見えました。勝負所でグッと行く事も無く、苦しくなったのか4コーナーで膨れてしまうというレースぶりでした。とにかく昨年の勢いが全く見られず、この時は今後どうなるのかという不安だけでした。1回の出来事でこんなに変わってしまうのかと競馬の難しさを見せ付けられました。ここから、勝ち馬のビートブラックに対してのコメントをしようかと思います。こちらはオルフェーヴルとは対照的に内が伸びる高速馬場の中での最内枠で石橋脩騎手の積極的な騎乗と好条件が揃いました。3000�団兇離譟璽垢任旅チ�実績も有り、追い切りの動きも良かったので速い時計の決着での勝利もこのレースに関しては納得です。トーセンジョーダンはこの距離の競馬は初めてでしたが、折り合いに不安はなさそうでしたし、岩田騎手も積極的な騎乗を匂わせていたので、今回の条件は合っていると思いました。2着に入ってG1馬の貫禄と健在ぶりを示してくれました。3着のウインバリアシオンは高速馬場で途中で動くと末が甘くなると思い、少し評価を下げましたが、やはり長距離適性と末脚の威力は流石だなと思いました。4着のジャガーメイルもこのレースの勝ち馬ですし、昨年のJCでも3着に入ったりしているので、条件が合えばまだ侮れないと思いましたが、レース後に故障が判明してしまい残念です。5着のギュスターヴクライは個人的に3歳の頃から注目していて、もっと上に行ける馬だと思っていたので、G1初出走でここまで走ってくれたので、今後が楽しみになりました。昨年の覇者のヒルノダムールは昨年ほどの勢いを感じられず11着でした。2000�辰鬟譽魁璽匹脳，辰燭蝓�海外遠征を経験したりして馬がイイ方に変わってくるかなと思いましたが、帰国後のレースぶりはあまりパッとしないので、今後どう立て直すのか注目しています。とにかくオルフェーヴルに注目させられた1戦でした。
- ビートブラック
- オルフェーヴル
- スミヨン
- ゴールデンハインド
- トーセンジョーダン
- ウインバリアシオン
- ジャガーメイル
- ギュスターヴクライ
- ヒルノダムール
