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2011/12/18 05:10
朝日杯FSの解剖 カリスマ対決 1
社台Gはハナからクラシック狙いの豊富な手駒で、ここまで手薄な空き巣状態のG?。今回は最初から社台VS非社台という図式で後者を取りたいと思います。
その非社台も軽く砕けば、ダーレーVSクラブ馬(マイネルとローレルレーシング)VSマエコウさんVS個人馬主という図式。本当ならばダーレーやマエコウさんを狙うのが間違いなく筋だと思います。しかしどうもしっくりこない(笑)
お分かりの方はいると思いますが(笑)私が当初から狙いを定めていた馬は、マイネルロブストでした。しかし非社台を取るのならばもう一捻り欲しくなり、今回はカリスマ対決ということで2頭をピックアップしたいと思います。
岡田繁幸VS中村和夫 マイネルロブストVSトウケイヘイロー
今回はこの2枚看板で勝負です!どっちかが3着以内、それだけで十分お腹一杯です(笑)
私の父は以前ロードホースクラブの会員でした。それを勧めたのは当然私(笑)それはなぜか?中村和夫がカリスマ的相馬眼の持ち主だと知っていたからです。後で知ることになるのですが、長らく彼は日本でも3本の指に入る相馬眼の持ち主であったようです。
ミルジョージを発掘したことで有名だと思いますが、馬産地では昔ほどのカリスマ性はなくともこの名前を知らない生産者はいないでしょう。三石の馬喰と言うよりは日本の馬喰として相当有名ではないでしょうか。吉田善哉さんほどでないとしても馬を見る眼は吉田三兄弟以上だと言って間違いないでしょう。地方競馬でも恐ろしいですが、競馬をやっていて、深くは知らなくても、この名前を知らない方はいないはずです。それほど偉大な方です。
ずっと成功したのか、今はどうなのかはまた別問題ですが(笑)
以前は中村畜産でしたがロードの生産はケイアイファーム。Kは和夫のK、Iは御子息、伊三美さんのI。ここのことは父が10年ちょっと会員をやっていたので無知からそれなりに調べたのである程度のことは分かります。トウケイヘイローは正しく中村和夫自家生産ブランドです。ゴールドヘイローも自らの傑作の1頭。そして母父はミルジョージ。その母系は社台Gの基礎牝馬の一頭ファンシミンの直系(私はダイナフェアリーが大好きでした)です。
この血統、この配合は、繋がりのある社台牝馬と中村和夫さんの心血注いだ血の掛け合わせの結晶だと思います。自家生産ならではの深い味わい、奥深さを感じます。
デビュー戦で見たトウケイヘイローは返し馬でその素晴らしさが節穴の眼の私でさえ見抜けるほど抜けていました。第一印象は柔らかさ。首差しが良くてキャンターは素晴らしかったです。
この子は本当に良く寝る子だそうですね(笑)寝る子は育つ。精神面では芯の強さを持つ図太い馬かもしれませんね。