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2015/06/24 08:49
ハナズゴールの種付け相手を考える−2
●ハナズゴールの分析
六歳牝
競争成績
29戦6勝
オールエイジドS(G1)−1
京都牝馬S(G3)−1
チューリップ賞(G3)他−1
朝日CC(G3)−3
芝1400〜1600に多く出走
好走もほとんどこの範囲。
先行したことが無い。
大物食いの末脚が魅力。
血統
母系はマルゼンスキーと同様のQuill。
父はオレハマッテルゼ。ダイナカール×ジャッジアンジェルーチ×サンデー。
母シャンハイジェルはQuill×First Landing×Tom Rolfe×Magesterial×シャンハイ。
母父シャンハイはNever Bend4×3
母シャンハイジェルはPrincequillo6×6・6・5
配合
母母母Quilting BeeがPrincequillo4×3
と強いクロスを持ち(緊張)
母母ロイヤルジェリーがPrincequillo5×5・4
と弱いながら継続し(緩和)
母シャンハイジェルが前述の通りPrincequillo6×6・6・5
とより弱いながら継続。
そしてPrincequilloと相性の良いNever Bend4×3のシャンハイがついて、Nothern Dancer3×5。(緊張)
ハナズゴール自身はPrincequilloについてはアウト。
Nothern Dancer5×6・4はあるが強いクロスは持たない。(緩和)
これは緊張と緩和のリズムが良いということになるのでしょうね。
全体的な配合形としては一応サンデーミスプロWar Admiral、La Troienneにもなっている。サンデーマイラーが柔らかくなりすぎない配合形。でも、薄いかなこの観点は。
全体を通してハナズゴール自身は緩んだ馬と言えそう。
体質を忘れてしまったけれども、動きの緩慢さがありそう。配合が全体に緩んでいるし、Never Bend4×3を持ってしても、Princequilloの継続がある母系の柔らかさ、平坦適性は伝わったものと思う。サンデーミスプロですしね。阪神得意だったけども、G1勝ちは平坦だし。
先行力が無かったのもその辺りに原因を見いだすことが出来るのでは。
調べていて気が付いたのがSundridgeの多さ。今たまたまPed Net Queryが使えないので直感的なのですが、かなり豊富ではないかと。
スピードの源泉にSundridgeの影響を強く感じる。
ハナズゴールについてまとめると
自身は強いクロスが無い。
ただし、Nothern Dancer5×6・4
母父シャンハイのNever Bend3×4
母系に潜むPrincequilloの濃縮
Sundridgeが多くてスピードタイプ
総合して1400平坦向き差し型非力配合と見ました。戦績にほぼ一致。
オレハマッテルゼの母カーリーエンジェルは欧血多い。
おやおや、分析してみたら配合的な詰み感を感じなくなりましたよ。
さあ次は方向性を検討しましょう。