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2014/06/08 22:48
POGに生かすハーツクライ
安田記念もハーツクライ産駒のジャスタウェイが優勝。
さすが世界レベルの脚。馬場の悪さも乗り越える。
今年のPOGではハーツクライが人気になると思うが気を付けなければならない。
ハーツクライ産駒は晩成傾向がある。
いよいよ有名になってきたが、ハーツクライ産駒の晩成傾向に対して実は解決策があるのだ。三歳春時点でG1の勝負になる馬は母にNorthern Dancerのクロスがあった、すなわち解決策だということだ。
クロスがあると体質が弱くなるというイメージがあると思う。ゲームでお馴染みの考え方だ。
そういうことは沢山あるだろうが、クロスによることの本来の狙いはもちろん違う。
本来の狙いはクロスされた馬の資質を引き出そうということだ。
ではNorthern Dancerはどんな馬だったか?Northern Dancer はカナダ所属ながらアメリカの三歳春のビッグレース三冠路線で1着1着3着したとても強くて仕上がり早い中距離馬だった。これをクロスするということは、この仕上がり早い資質が出てくるのだ。
この血脈の資質は当然日本でも皐月賞、ダービーにも活きてくる。当然仕上がりが早くなる可能性を上げるだろう。そう、晩成傾向があるハーツクライ産駒のPOG期間中での活躍に役立つのだ。
ところで、かの天才馬産家フェデリコ・テシオは「クロスは筋肉の緊張を生み出す」と言っている。
私はこの言葉を信じている。
すなわち、クロスそのものが筋肉を締めるのだ。
仕上がり遅い若駒に対し「腰が甘い」ということがある。
筋肉を締めることでこの腰甘がかなりカバー出来ると考えている。そう、クロスそのものだけでも仕上がりを早く出来る。
そういうわけで私はNorthern Dancerだけでは無いと考えている。ハーツクライの晩成傾向を押さえるクロスは。
今ハーツクライ産駒、ディープ産駒、ステイゴールド産駒におけるNorthern Dancerクロスの有効性が話題になりつつある。
しかし、これだけではないはずだ。天才テシオがクロスで筋肉に緊張を生み出すと言っているのだから。
他の人と違いをつけたい。
また、当たりを逃したくない。
だからNorthern Dancerクロスだけに囚われないようにする。
・母馬の血統表を良く見て、4×4以上の濃いクロスがあるか
・クロスするのはパワー系か
・父の血脈ともクロスするか
・父のキー血脈とクロスするか(5×5より遠くても構わない)
こう考えればワンアンドオンリーは配合的には指名が可能。
しかも晩成のジャスタウェイは避けることが出来る。しかも新たなパターン、Northern Dancerクロス以外にも対応が出来て差別化も図れる。
来年のダービー、オークスで結果を残したい。