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2014/07/16 20:29
全兄弟はよく走る
競馬を始めた2000年頃
全兄弟は走らないという風潮が少し残っていた。
しかし今現在、全兄弟は走らないということを言う人を見掛けなくなった。
多分、以前に比べて全兄弟がよく走るからだ。
例えば、ドリームジャーニー、オルフェーヴルや、ドナウブルー、ジェンティルドンナなんて全兄弟が良く走っている。
いや待てと、リヤンドファミユは走っていないではないかと言う人もいるかもしれない。
自分の場合はリヤンドファミユも走っていると見なします。もちろん賢兄たちには到底及ばないけれども、しかし既に三勝していてしかも一つはオープン競争。
多くの馬が一つも勝てずに去るなか、この成績ならば立派なもの。
やっぱり良く走っているのです。
この全兄弟がよく走る理由について考えてみたい。
○配合>当たり=配合研究
強い競争馬の生産は、配合による狙いと、強運な大当りの二つの方法論があると考える。
恐らく生産各牧場とも走る配合の研究をかなり深めているのではないか。すなわち、狙いが確かだから全兄弟で再現性が高いのではないか。
もし、運次第の生産をしていたら兄弟とも走るなんて見込めないだろう。
○素晴らしい母馬=良血
平均的によく走るのは、母馬が素晴らしいからではないか。
母馬が素晴らしいから相性の良い種牡馬につければ確率が良くなるのも納得。日本には良血牝馬が沢山居ると言い換えてもよいだろう。
○良いトレーニング=育成技術
馬は産まれただけで競争馬になる訳ではない。人に慣らして、馬具に慣らして、怪我をしないように上手に訓練して、体に合う飼い葉を食べて競争馬になっている。
こういう形で馬に関わる人たちの技術が向上したから、素質が確かな馬ならば走る確率が高まっているのではないか。技術が高いということは馬毎の個性に合わせて精度の高い育成が出来るものと考える。
と、三ポイントを推測してみた。
邪推というのもあるもので
では走った馬の全兄弟ではあるが
あんまり練られていない配合、良血でない母、実績の低い育成ならば走らない全兄弟が出る可能性は高まりそう。
配合は自分の目線で判断する。良血かはブラックタイプで。育成は…近年はコンサイナーの活躍はあるものの、それでも社台Fグループの立派な施設、ビッグレッドFグループの素晴らしいノウハウはアドバンテージと思う。このあたりで判断できそうだ。
そういえば全兄弟が走らないといえば、オグリキャップ、サンデーサイレンスは、言われるタイプだ。確かに良血とは言い難い。