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2015/03/09 19:24
サトノクラウン強し弥生賞
サトノクラウン強し
弥生賞、サトノクラウンの差しきり勝ち。印象的な末脚で快勝してみせた。
この馬はスラッとした細身で、実際ナスキロ多段重ねの外回りホースのはず。それが中山の稍重であれだけの快勝をしてみせるのだから、これは力が違うということを示している。力が抜けているとは誰もが思ったのでは。
望田氏が書いているように母が父母相似配合の多重クロス馬で、父が強いクロスを持たないアウトな馬なので緊張→緩和のリズムとなっている。
さらにサトノクラウン自身の父は母で最も濃いMr.Prospectorを持たなく、かつ、その他の母のクロス馬は満遍なく持っている。ようするにMr.Prospectorを異系とするMarju≒ジョコンダ2ともいえる。
ナスキロが濃く、足長なのでスプリンターということはないだろう。弥生賞快勝するくらいなので。いかに全姉Lightning Pearlがスプリンターとしてもこの馬は違う。多分中距離位に適性があるはずだ。
ダービー最有力候補。中山でこれだけの足を使えるのだから東京ならどんなレースに出ても勝ち負けでしょう。久しぶりのND系のダービー馬誕生となるか。
しかし、皐月賞はどうか。去年のワンアンドオンリーでも考えたが、こういうしなやかなタイプは皐月賞には向かないと思う。たまにゴールドシップとかイスラボニータのような勝ち馬も出るが。皐月賞が良馬場ならばなおさらで、一貫ラップを耐え抜くようなスピード馬に適性が出てくる。馬場が速いとしなやかなに差すタイプには届かないのが普通だ。それでも勝つようならば世界レベルということになろうか。
ダービーはこの馬で良い。皐月賞はまだ検討が必要だ。