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2020/03/08 17:47
アグネスデジタルとRunaway BrideのクロスとJP
▲Runaway Bride(GB)
▼Rahy(USA)
ピースワンパラディが強い。強いというより安定感がある。
同属兄弟を見ても当馬だけが活躍しておりジャングルポケットxアグネスデジタルも
ピンとこない配合で 5代目までに生じたクロスもなしのアウトブリード。
チヨダマサコ系でキャトルセゾンはホエールキャプチャ の母グローバルピースと全姉妹
それでいながら成績は安定しており、また上りも最速を記録しつづける。
(本日 中京のトリトンSを2着)
2017年 北海道サマーセールで756万円 で落札で5,560万円をすでに稼いでいるから
馬主孝行な競走馬といえよう。
この安定した成績は昨今あまり見られない。まだ底を見せていないし
新規格となったJRAの降級廃止ルールでは こういった堅実さが一番のメリットとなる
つまり競争成績と血統背景が『合致していない』これくらいの活躍馬なら
ノーザンのセリで5000万はくだらない。それなのになぜ?と調べてみたのです。
結論からいうと母クリアソウルがRunaway Bride4 x 5のクロスをもっている
Runaway Brideのクロスを持つのは、いずれもアグネスデジタルの兄弟で
シェルゲーム牡 2003 はNashwan
ジャリスコライト牡 2001 Rahy 意図的な配合
クリアソウル 牝 2006も上記の活躍を鑑み配合されたのかも
Sir Ivor≒Drone≒Halo≒Red God≒Foreseerはディープインパクト以降、
現代血統の主流となる潮流でNashwanにしろRahyにしろしっかり中核を担っています。
唯一Swain産駒で成功した○外トリリオンカット もこのツボを押さえています。
活躍したこともあり当時ホエールキャプチャの血統背景の研究もにぎわいましたが
ここが主軸ではないでしょうか。
Rahy Halo≒Red God2x2
グローバルピース Halo≒Red God2x4
ディープインパクトHalo ≒Sir Ivor 2x4
このクロスを成功させるにはAlmahmoudの仲介が絶対必要で
伏せ持つHaloは別として 他は皆Northern Dancerを伏せ持つ。
Sir Ivor≒Drone≒Halo≒Red God≒ForeseerはAlmahmoudの仲介が絶対必要
そしてRunaway Brideは相手がRed GodのBlushing Groomとの
Runaway Brideのクロスを成功させる時Halo Northern DancerのAlmahmoudの仲介が必要
だからBlushing Groomが一本入るだけで健康的な活躍馬がでるのは
上記のような整合性、バランスの健全さが整うから。
クロノジェネシスやバゴも同じ。これ以上は遠すぎて個人的な推測ですが
ピースワンパラディはNureyevがもつBlandford の血の影響が大きいのではないかと
1927 Blenheimの父。
1933 Mahmoudの父父。
1934 Donatelloの父父。
1940 Nasrullahの母父父。
Hyperion とSwynfordのニックス。そしてMahmoud の構成。
現代競馬に影響の大きいHyperionとMahmoudの組み合わせ
Swynford の血は偉大ですね
Nashwan Nureyev Haloと バゴにはその血が凝縮。そしてピースワンパラディにも!!
【追記】
2020/03/28中京で勝ったダイメイフジ @名鉄杯 未勝利を勝ったワルツフォーデビー
キレないが持久力と粘り腰があるBlushing Groom は 中京向きなのかも
ホッコータルマエをはじめとした
ブラッシンググルーム アグネスデジタル キングカメハメハなどAimee系のクロスは
大敗続きでもキレないが持久力と粘り腰があることを留意しておきたいですね