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2013/04/25 22:13
ロードカナロアの安田記念参戦をどう見るか
世界クラスのスプリンターであるロードカナロアの安田記念参戦が発表されました。
ロードカナロアの戦績を振り返ってみます。
福永騎手が騎乗していた頃はスプリンターとは思えないほどのキレを京都のスプリント戦で見せていました。
ですから、その頃は私はロードカナロアは名マイラーになる予感がしていました。
少なくとも函館スプリントSまではそう思っていました。
しかし岩田騎手が騎乗を始めたセントウルSで私が抱いていた印象を大きく変えてしまいました。
正直、セントウルSであの競馬(先行して押し切ろうとして差される)をさせずにスプリンターズSに挑むようなら、まったく勝負にならないと考えていました。
スプリンターズSで消して妙味の筆頭格としてロードカナロアを指名しようと思っていたのですが、セントウルSの内容は間違いなくスプリンターズSに繋がるものでした。
ダイヤの原石だったロードカナロアを大切に騎乗していた福永騎手。
決して無理をさせないその騎乗は批判される要素はどこにもありませんが、ロードカナロアの成長の足枷になっていたのは事実でしょう。
その原石を磨いたのが岩田騎手。
セントウルSでロードカナロアに負荷のかかるレース運びを強いました。
非常に良い負け方だったと思います。
「マイラーの資質を見せていた馬が一つのレースをきっかけに世界クラスのスプリンターとして完成する。」
今はどのくらいマイラーの資質を残しているでしょうか。
安田記念は毎年底力戦になる厳しいレース。
まだ成長中という陣営のコメント、厳しいレースを経験値に出来るロードカナロアの才能から、ステップレースで底力戦を経験すれば安田記念でも勝ち負けになると私は予想しておきます。