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2013/06/13 20:05
宝塚記念 展望
毎年スピード・底力戦になる宝塚記念。
今年は出走馬が少ないので例年の流れになるかは微妙ですが、例年の流れならロゴタイプの好走は確実と踏んでいただけに出走の気が全く無いのは非常に残念。
次走を見据えている札幌記念は函館開催のお陰でペースが緩みすぎないはずで、同馬の適性的に悪くないので文句は言えませんが……。
とりあえず各馬評を。
・各馬評
オルフェーヴル
超スローの春天→超底力戦の宝塚記念で勝利、凱旋門賞でのパフォーマンス、これだけでもオルフェーヴルが歴史的な名馬であることは証明されており、4強という表現には少し違和感を感じます。海外帰りのJCは不利が重なっての敗戦。かなりの後傾ラップとなった大阪杯では半馬身差で勝利。持続力の問われる展開でもこれくらいのパフォーマンスは期待できるとの証明になりました。そもそも着差の付きにくい展開でしたから見た目の派手さが感じられないのは仕方有りません。宝塚記念では心配することは何もありません。ロゴタイプが参戦すれば少し危ないシーンが有りそうでしたが……。今まで勝利していたレースは楽々突き抜けていましたから、ゴールドシップと叩き合いになったら案外ひょっとすることがあるのでしょうか(重箱の隅をつつくような考えですが)。1強の強い勝利を期待。
ゴールドシップ
ダービー、春天のように、隙の無いラップになると位置取りが響いて勝負になりません。捲くりありきで挑むならば勝利したレースのように最低限のラップダウンが必要なのでは。戦法を変えるならば臨機応変に対応して欲しいです。テンから中盤まで隙が無いなら、思い切って上がりに賭けても良いのでは。テンこそ遅いものの、皐月賞や有馬記念の末脚はスピードさえ感じさせますから、ステイヤーでは無いはずですし、自らレースを動かしてスタミナ戦に持ち込む必要もないでしょう。少頭数なら隙の無いラップは刻まれ難く、位置取りが致命傷にもなり難いはずですから、巻き返しは期待できそう。
ジェンティルドンナ
締まったペースのオークスを圧勝したように、持続力・底力に良さがある馬。ですが、ジャパンカップでは緩急の生じる流れを斤量差や内外・前後の有利を味方に付けての勝利。極端に緩い流れの秋華賞の3・4コーナーで追い出しが遅れたように、コーナリングは微妙で、JCの勝利は直線勝負の展開も向いていました。思いのほかキツいロングスパート戦になったドバイシーマCではかかりながら外を回されたとはいえ、欧州では決して一線級ではないセントニコラスアビーに敗北してしまいました。ここ2戦の内容から、牡馬との勝負では自身の持続力・底力を全開に出来ない流れの方が逆転の可能性があるのかもしれません。
フェノーメノ
日経賞では距離延長の資質を見せ、春天ではタイムトライアルのようなレース運びで後続を完封。秀でた能力こそ有りませんが、跳びが大きい割に先行力が有り、位置を行かせるレースになれば勝ちきってしまうのは道理ですね。内回りは僅かばかりマイナスですが、中山競馬場での走りを見る限りは問題なさそうで、極端な能力が要求される展開でなければ安定した走りを見せるでしょう。
この4頭に奇跡的に食い込むとするならばダノンバラードですね。カシオペアSのように底力戦を追い込めますし、日経新春杯のようにスローからの4F勝負でも好走出来ます。
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と、ここまで書いた後に入ってきた「オルフェーヴル回避」のニュース。
正直この舞台では負ける要素が無かっただけに、メディアが4強と煽ってオルフェの馬券に妙味が生じるなら万々歳でしたが……。
そう上手くはいきませんね。
オルフェ不在ならロゴタイプがタイムアタックすればまず勝ち負けになるかと思うのですが、こちらも決まってしまったものは仕方ありません。
宝塚記念はジェンティルドンナの評価を下げてどこまで……という予想になりそう。