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2013/12/21 21:02

有馬記念 各馬評 その1

オルフェーヴル
底力とキレが最強クラス。ベストパフォーマンスは宝塚記念と2012年の凱旋門賞。宝塚記念では、近走3走で経験していたドスローから一気に追走ペースが上がった上、調子も微妙な中での完勝。2012年凱旋門賞では、歴史的に時計のかかる馬場の締まったペースで、他馬が直線で失速していく中オルフェーヴル一頭が一気に加速し先頭へ。ラストは失速幅を抑えたソレミアにやられましたが、残り100m手前までのパフォーマンスは化け物のそれでした。
今回弱点が有るとするならば、距離の長さから来る持続力不足でしょう。阪神大賞典では逸走したとはいえ、指数上は菊花賞より2秒近く劣るパフォーマンス。距離ロス、ラップロス、かかった面を考えても2秒以上のロスには思えず、距離の壁が響いた感触が僅かにありました。春天では距離ロスと位置、ラップロスが響いた形ではありましたが、距離適性の無さと高いレベルでの持続力不足を露呈させたからこその大敗でした。そもそも、これほどの底力とキレを持つ馬が、ユルユルのペースを追走して6Fくらいのロングスパートに対応するのは非常に難しいことでしょう。適性の外の競馬だったと見ることができます。
有馬記念では中間点が絶対的に緩む可能性が高いため、底力を全開にするのは難しく、5Fくらいのスパート戦になれば持続力不足を突かれてしまう恐れもあります。今年のメンバー的に、ペースに関しては、テンをかなり緩く入って中盤が締まる流れになるかもしれませんが、舞台設定がベストで無いことには注意しておきたいですね。

※ちなみに、スローからの持続力勝負だった大阪杯と2012年フォア賞は、共に楽勝しているとはいえ着差が小さく、適性が微妙なことは明らかです。スローのキレ勝負だった有馬記念、ダービーでのパフォーマンスは低くなく、仕掛けの地点を遅らせた方が良いと推測されます。ハイペースを一瞬の脚で抜けだした宝塚記念、2012年凱旋門賞のパフォーマンスが圧倒的なのは前述した通り。2400mがやや長いと推測しているのは、後傾ラップで微妙なパフォーマンスだった大阪杯、フォア賞と、長距離でパフォーマンスを落とした2戦を参考にしてのものです。

※勝っているレースも微妙などと評価しているのは、オルフェーヴルのレベル、適性(個性)にあわせた評価なので悪しからず。

ゴールドシップ
ジャパンカップの敗因は回顧で長々と書いたのでそちらを読んで下さい。京都大賞典はテンで一気に高スピードに乗せたこと、内外の距離ロス、後半の無謀なロングスパートに付き合ったことが主な敗因でした。一気に高スピードに乗せないレースでは崩れておらず、5Fスパート戦がデフォルトの有馬記念は適性ドンピシャ。中間点でペースが落ちれば無理なく前と差を詰められそうなのもプラス。仮に、テン緩く中盤が締まったペースになったとしても、宝塚記念の経験が活きるはずで前進は確実。

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