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2014/12/28 10:57
有馬記念
ペース想定は「序盤スローから中盤少し緩んでの5〜6Fスパート」でいきます。
このペースは、基本的に追い込みが決まりません。
ゴールドシップなら、捲ってなんとかするかもしれませんが、決して楽ではないでしょう。
今までの分析通り、ジャパンカップ組からはエピファネイア、ワンアンドオンリー、フェノーメノの3頭しか見ていません。
また、適性面で推したラストインパクトは少し人気になりすぎています。
金鯱賞は強かったにしても、京都大賞典勝利は無理なく3番手に付けて前を射程に入れつつ運んだ川田騎手の好騎乗によるものです。
中京実績もあり急坂コースで走れることを示しているとはいえ、経験の浅い菱田騎手でフェノーメノよりも人気になってしまうのは全く妙味がありません。
それなら、金鯱賞でラストインパクトに劣らない内容だったサトノノブレスに注目したいところですが、同馬は「平坦」や「綺麗な馬場」で先行力を活かしたいタイプ。
2014年阪神大賞典であれだけ止まってしまったのは、パワー、長距離適性が無い証拠。
内枠で馬場がもっと綺麗ならば好走の期待もありますが、今回は狙えません。
以上を踏まえて。
・予想
◎フェノーメノ
状態は少しずつ良くなっている程度ですが、そんなことよりもポイントとなるのはスタート。
スタートさえ決めて先行が叶えば、ヴィルシーナの作りだす「序盤スローから中盤少し緩んでの5〜6Fスパート」というペースを完全に利用出来るでしょう。
ゆったりと先行して、下り坂でキレ不足を補って徐々に加速して、後続の出番を無くす競馬を期待出来ます。
後ろから伸びきれない近走から、自らの「先行力」で「キレ・スピード」不足という弱点をカバーしての勝利を!
△トーセンラー
追走に脚を使わされるより、緩んでのロングスパートが得意なことから、2500mは適距離だと思います。
ただ、やはり「パワーの要る馬場・コース」ではパフォーマンスをかなり落としていて、今回は水分を含んでいない良馬場とはいえ小柄なディープ産駒の同馬には厳しい条件。
後ろの馬の出番がなくなる「序盤スローから中盤少し緩んでの5〜6Fスパート」ペースなら、マイルを使った後の「先行力」と「内枠」を活かして展開利を受けると思われるので、相手には必要です。
△ワンアンドオンリー
「追走力不足」をカバー出来れば前進があると前回書きましたが、中山での実績は「トゥザワールドの捲りを後から追いこんだ弥生賞」と「後方ポツンから捲った皐月賞」のみで、有馬記念という舞台ではなかなかカバーしきれないと思います。
想定される「序盤スローから中盤少し緩んでの5〜6Fスパート」ペースでは、「ポツン後方」では間に合いませんし、トーセンラーと共に内で溜めるぐらいしかありません。
上位人気ならば、本線に置けるほどの信頼度は感じませんでした。
▽ゴールドシップ
想定される「序盤スローから中盤少し緩んでの5〜6Fスパート」ペースでは、同馬の持続力をもってしても挽回は難しいです。
他馬が苦しむほどの「パワーの要る重馬場」くらいになれば前もバテてなんとかなりそうですが、そこまで馬場が悪化していない今回は中盤の緩みを利用しても簡単には前に追いつけません。
間に合って2・3着に滑り込むかどうかが焦点となるでしょう。
▽エピファネイア
「少しくらいパフォーマンスを落としてもジャパンカップ組では一番でしょう」と前回書きましたが、「序盤スロー」「外枠」となると前に壁を作るのも難しく、だからといって無理に抑えつけて位置が下がってしまえば「天皇賞(秋)」「大阪杯」のようにパフォーマンスを落としてしまうでしょう。
追走ペースの面からいえば、むしろ逃げて淡々とラップを刻むべきですが、川田騎手の立場でそんなことは出来ません。
仮に逃げることが出来たとしても、起伏の激しい中山2500mで気性難をかかえる馬に効率的なペースメイクをさせるのは容易ではありません。
今回は、「少しくらい」ではなく、「かなり」パフォーマンスを落とすとみて、評価を下げました。
余談ですが、ストレートに追走力を活かしやすい「宝塚記念阪神2200m」ならレースもしやすくスタートからの直線も長いので理想の位置取りが叶うと見て、評価を上げる予定です。
いつもブログだけに投稿したりしてますが、今回は載せます。