648件のひとこと日記があります。
2015/03/10 22:02
祐一History【追悼・後藤騎手】「後藤さん、なにやってんだよ」
以下引用。
「ただひとつ、自分には心残りがある。この前の落馬を見て、近々ふたりで会いたいと思っていた。そこで、「後藤さん、もう(ジョッキーを)辞めたほうがいいよ」と、思い切って切り出すつもりだった。それを言えるのは、自分しかいないという思いもあった。ただ、思っていたより元気だったから、これは早急に時間を取らなくても大丈夫かな…と思ってしまったのだ。
ダイヤモンドSでのあの落馬のシーン。本当だったら、落ちるような状況じゃなかったと自分は思う。あそこで引っ張れなかったということは、恐怖で体が動かない…少なくとも、自分の目にはそう映った。
これまでにも後藤さんとは、「俺だったら辞めてます」という話を何度もした。なぜなら、2年で3回も首の骨を折る大ケガをして、競馬が怖くないはずがないからだ。でも、復帰に向けて頑張っている後藤さんを前に、「辞めたほうがいい」とは言えなかった。ただ、この前の落馬を見て、次は命を落としかねないと本当に思ったし、“これはいよいよ言わなアカン”と心に決めた矢先だった。
自分は、デビューしたときから一貫して、馬乗りは怖くなったら辞めなければいけないと思っている。怖がりながら馬に乗ることの危なさは、自分だけではなく、騎手みんなが持っている共通認識だと思う。でも、後藤さんはおそらく、恐怖心を抱えながら乗り続けていた。騎手を辞めたからって、人生が終わるわけではないのに。後藤さんなら、いくらでもほかの道があったのに。死んだら何もかもお終いなのに。」
福永騎手だけでなく、周りの誰も言えなかったのでしょう。
そして、そんな姿にファンは感動してしまう。
憧れ、希望、期待。美しく華やかなものでも、背負い過ぎてしまうと足枷になってしまったのかな……と思うと言葉がありません。
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カピバラさん
たちつてとーるさん
長くなりすぎたのでひとこと日記にまとめました。 -
カピバラさん
続き。
しかし、同時に忘れてはいけないのは、その恐怖が過剰なものになってしまってはいけないということです。
スタントマンなら恐怖が大きくなりすぎると集中力を欠いてしまい、事故を起こしてしまうかもしれない。
棋士なら、相手を怖がりすぎ、一手のリスクを考えすぎると時間切れとなってしまう。
また、騎手という職業も同じだと思います。
恐怖を全く感じない騎手がラフプレーを重ねるなら、大惨事を引き起こすでしょう。
しかし、過剰に恐怖を感じてしまってもそれは気の迷いによる僅かな反応の遅れに繋がり、危険を呼び起こしてしまう。
私は、福永騎手が「後藤さん、もう(ジョッキーを)辞めたほうがいいよ」と切り出そうとしていたという文章を読んで、非常に残酷なことをしようとしていたのだな、と思いました。
後藤騎手はあれだけリハビリを重ねて、やっと騎手に復帰して、また落馬をしてしまって、それで仲間の騎手に「辞めた方が -
カピバラさん
SHARKTAKEさん
確かにその後のニュースが少ないですね。本当に突発的なもので、周りの人も真相を掴みかねているのでしょう。誰も本当のところは分かりません。
たちつてとーるさん
あるスタントマンは、「怖がる人の方がスタントに向いている」と言いました。危険と隣り合わせのスタントマンだからこそ、恐れを知っていることでその仕事に安定性をもたらすことが出来るのでしょう。
逆に、危険をなんとも思わない人はスタントには向いていない。仕事としてはどこかで途切れる。
また、棋士には小心者が多いという話を聞いたことがあります。
大胆な知略が求められる将棋でも、相手を怖がり、一手のリスクに思いを巡らせる。
僅かなミスが命取りになる仕事には、恐怖が必要というのはたちつてとーるさんの仰る通りだと思います。
続きます。 -
たちつてとーるさん
あっしは、彼のコメントでどうしても賛成できないところがあります。
「馬乗りは怖くなったら辞めなければいけないと思っている。」
本当にそうでしょうか。あっしは逆だと思ってます。
「馬乗りは乗ることが怖くなくなったら辞めなければいけない」のではないでしょうか。
恐怖心があるから、しっかり馬に乗れるのでは。
恐怖心が無くなったら、馬に乗った騎手は「走る凶器」になってしまうのではないかと思うのですが。
今回の福永騎手のコメントを呼んで、
益々彼は好きになれなくなりました。
個人的な見解を書いてしまってすみません。 -
その後のニュースがあまり出て来ないので、何も云えませんが偉大だった故人の冥福をお祈りしたいと思います。
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四毛ネコさんがいいね!と言っています。