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2019/04/13 11:29
皐月賞の思い出
先日、仕事で横浜WINSの近くを通り久々にあの皐月賞を思い出した。
20年近く前当時、私は本配属前の新入社員で
4月から2ヶ月近くの営業研修という名の日々外回り飛び込みセールスを課せられ
その為、田舎組(関東以外の遠方出身者)は神奈川にある会社の寮に集められた。
土日は休みで月〜金は研修、勿論平日のクタクタが残り土日は寝るだけの日々。
ただ週を重ねるごとに、サボるコツや成果を付け回し合う強力プレー技量を得て
夕方の集合で説教されるのにも慣れた。
田舎者の集まりなのでほとんどが初上京連中、
土日で遊びたいと思うもいかんせん金が無かった。
私の営業訪問先エリアが横浜の風俗街沿線で札幌出身の同期がすすきののチェーン店だと
教えてくれて、その内容が通常の性生活では味わえないもので概念が変わると良く話していて行きたくてたまらなかった。(サルティンバンコ状態と言っていた)
その頃私の競馬予想キャリアは4.5年を経ており予想にも自信があった。
田舎組同期全てに声をかけ
「一発逆転を私に託してくれないか、そして某風俗店へみんなで行こうではないか」
と日曜の皐月賞勝負に勇士を募った。
十数人居た勇士(=同期)からかき集めたお金は8万円弱。
その全てを大好きなジャングルポケットの単勝にぶち込み横浜WINSで観戦した。
他の勇士達は寮でテレビ観戦。
圧倒的有利な1枠1番先行脚質、確か前日雨が降り悪目の馬場TB産駒には申し分ないと
自信があった、あの怪物アグネスタキオンにさえも勝てると。
しかし、ゲートで躓き出遅れた結果はご存知の通り。タキオンは強かった。
そして、みんなでサルティンバンコには行けなかった。
ただ寮に帰ると、勇士達が快く迎えてくれた。
田舎者の集まりでほとんどの勇士が競馬初体験だった為
「良いレースで惜しかったよ」
「スゲー興奮したよ」
「鳥肌立ったよ」
「スタートで終わったと思ったが追い上げてきたんだよな」
とすっからかんに負けたのに勝ったかのように良い気分だった。
2001年皐月賞の思い出
あれから18年明日は皐月賞、勇士達よ元気だろうか。