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2017/05/20 23:40
距離?やってみなきゃ分かんないっしょ!
オークス。
牝馬の王道路線を歩んでいれば、必然的にマイルの距離を中心に出走する事になる。決してマイルが得意だからというわけではない。クラシックというのは、同世代の実力馬が集結し、スプリンターからステイヤーまで出走する舞台なのである。そんな中、どの馬にとっても実績のない「距離」について想像を働かせたところで、余計な回り道をするだけだ。オークスを展望する上で最も気になるこのポイントは、実は重要なファクターではなかったりする。
桜花賞は阪神JFの上位3頭が着順を入れ替えただけの結末となった。阪神JFと桜花賞はどちらも厳しい流れの力勝負であり、馬場状態に差がありながらも上位馬の顔ぶれはそのままとなれば、素直にこの3頭が世代トップの実力馬と考えていいだろう。加えて、レーヌミノルはG2で2着、リスグラシューはG3勝ち、ソウルスターリングはオープン勝ちと、いずれも東京コースに実績がある。能力上位でコース適性もあり、距離はひとまず不問とするならば、この3頭はオークスでも極めて有力となる。
その中でもソウルスターリング。関西への遠征競馬だった桜花賞よりも遥かに調整がしやすく、他の2頭と比べて明確なプラス材料がある。レーヌミノルは1週前追い切りの動きが素晴らしく、今季4戦目ながらも今回が1番いい出来のように感じられる。リスグラシューは前走の桜花賞がピークの仕上げを感じさせていただけに、さすがにそれ以上を望むのは酷か。これまでとは追い切りを変えてきたのも気になるところ。
穴ならディアドラ。桜花賞の際にも同じ理由で穴候補としたが、既に10戦ものキャリアがありながらも、勝ち馬から最も離されても0秒4差という、典型的な相手なりに走るタイプ。桜花賞でも上がりは最速だった。勝つまではともかく、一角を崩して馬券圏内に食い込む可能性は十分あるのではないか。