馬券裁判雑感[その4-2]

・新たな通達

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=410270009&Mode=0

既に意見公募は4/24に締め切られてしまっているが，新たな通達はPDFでダウンロードする事が可能である。ただしわざわざダウンロードするほどまでの価値があるかは微妙である。先般の事案を6行書き加え，それ以外は一時所得だと2行注意書きがあるだけであるから。よって先般の事案によりますます税務当局は「取り易い」環境が整ってしまってのである。果たして何人の馬券購入者が，先般の事案の被告人と同様な買い方をしているのであろうか?18頭立てで三連単を2730通りも買い続ける人間が果たして何人いるであろうか?多くは目数を絞りせいぜい100点程度も買えばいい所ではなかろうか?しかしその買い方で50万円以上の払い戻しは一時所得とみなされ，課税対象と明文化されたようなものである。そして経費はたったの100円である。

この様な状況になった今でさえ，JRAからは払戻金に対する課税の注意喚起を一切行っていない。これは無責任を通り過ぎた犯罪行為(脱税の温床)とさえ言える。先の通達には懸賞でさえも一時所得の例として挙げられておりそのためか，以前記したJA三重は電車の車内広告にたかが1万円にもならないかもしれない農産物の懸賞広告に注記を添えていた。それに対してJRAの対応は如何なものか?その最悪な吊り広告がWIN5である。絶対と言う言葉をあえて用いたい。絶対にWIN5で6億円を現行法制化ではありえない!

…

本当は払戻金4億円を2点(200円)買ってれば，税引き後，6億円残るかもしれませんが(笑)。

取り敢えずひと段落。