中山競馬場の現状

船橋法典駅からの連絡通路が改修中(まさかあの状態をずっと続けるとは思えない)に加え，更に設置してある動く歩道3基中1基が故障という体たらく。数年前から内馬場の半減，資料館の類の施設の閉鎖と，施設としてのレベル低下が著しくなっております。
冒頭に記した連絡通路も，前者がなされたのは確か今年の3回目では無く，それ以前の開催からだったと思います。別に改修前もご立派な訳ではありませんでした。JRA各施設で良く貼られている過去の名馬たちのポスターが，一部はパネル化されていたものがあるものの，ほぼ同じ様に設置されていただけの話です。それでも今の真っ白な壁と比べれば，競馬場に着いた高揚感をかきたてるには十分なものでした。費用としても本当にたかが知れているでしょう。
後者に至っては費用が前者とは桁違いでしょうが，それよりも驚く事が設置メーカーからの故障部品納品期日の回答が6?8ヶ月もかかると言う事。確かに通常のエスカレーターと同様な金属製の踏み板では無く長尺ゴムですが，確かこの方式は東京駅などにも数少ないながらも散見されます。もしそれらの施設で6?8ヶ月も納品出来ない事になればとんでもない事。少なくとも次回の各種工事に当該メーカーは外される覚悟をするでしょう。もしかすると当該メーカーは，中山競馬場の仕事はもういらないと思うような目にでも遭っているのでは，とさえ思えてしまいます。
剰余金の使途はファンへの還元と言う事でこれら施設の改修費用に充てていると説明をしていますが，甚だ疑念を抱かざるを得ない惨状です。