NHKマイルカップ雑感

前後半46.0-46.8の流れを乗り切ったメジャーエンブレムですが，父・叔母(父系ですが)を彷彿させる走りでした。そうするとますます桜花賞の敗因がルメール騎手の「乗り違い」とも思われます。桜花賞は47.1-46.3。奇しくも前後半の差が今回と同じ0.8であるものの後半の方が早い後傾ラップ。それにもかかわらず上位馬中団以後の馬が占めると言う，今回とほぼ同じ結果でした。そこでメジャーエンブレムの上りはレース最速と比較すると，今回は1.3，桜花賞は1.2と似た程度劣っています。結局最後に使える脚に限界があると言う事なのでしょう。そうなれば今後のレース展開も決まったもので，ハロンラップ11.5で行き，それを上回る逃げ馬がいれば行かせて，上り34.5にも関わらず差されたら潔く軍門に降るのみでしょう。

二着に追い込んだロードクエストですが，好走の最大の要因がコースなのか距離なのか微妙なところです。ただ例え東京優駿に出走して凡走したとしても，三連続G1と言う過酷な過程を考慮するとそこで距離と判断するのは早計かと思います。

三着のレインボーラインですが，最後の取捨選択で大外を理由にして切ってしまいましたが，人気簿と言う事も手伝い腹を括った乗り方で好走しました。波はあるでしょうが，人気簿の時に穴騎手(今だと田辺騎手あたり(笑)?)が騎乗したら注意したいです。ただその時までに忘れてしまう可能性が大ですか(大笑)。

アーバンキッドは好スタートと共に好位置を進みましたが，結局前半行くと後半が全くダメなパターンなのでしょうか。ただし正攻法とも言える騎乗方法ですから鞍上に文句はありません。買ったこちらの責任と言うところで閉めたいと思います。