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2016/09/18 21:18
女子中高文化祭
妻子と共に(まあ,中年男性一人で入場出来ません)行って来ました。そこで筝曲部の演奏を聞きました。
最初に聞いたのは中学生も交じっていた様で,メロディー担当の娘のチューニングの甘さが気になりましたが,二曲目は全員が高校生でした。一番最初に魅かれたのは低音部担当の娘の正確さです。一人でそのパートを担当していますので,ミスが全て晒されます。そして途中から気になったのが,オブリガート部分でしょうか?舞台中央に位置する娘が時折演奏と関係無く,事に耳を近づけて柱(じ)を調整しています。どうやらチューニングが微妙に合わない事が気になる様です。さすがに高校でも高学年のみの演奏で良かったのですが,特筆すべき事は演奏後の事でした。
終わって一旦教室を出たものの隣の教室で卓球部のイベントに興じている妻子に,隣接の筝曲部の教室に戻り中年野郎が女子高生に声をかけました。「五線譜を見て弾いているのですか?」。そりゃあ常識はわきまえていますので全う質問しかしません(笑)。しかも妻子連れですから(大笑)。数年前,弘前出張の時に津軽三味線を聞かせる居酒屋に入り,その時も楽譜が気になり聞いたのと同じ事をしたまでです。聞かれた娘は「いえ,違います。専用のがあります。」と答えていると小柄な(150cmは無い)娘が「これなんです。」とわざわざ持って見せてくれました。その娘は先ほど曲中でチューニングをし直していた娘です。それからは深い話を始めましたが(弦の数が少ないけど半音はどう出すのか等),妻子が入ってきて私の娘を見ると「何年生ですか?初めて大妻に来たのですか?」と聞き,初めてで四年生と答えると「私も初めて来たのは四年生の時です。是非来て下さいね。」と返して来ました。その後の予定もあり辞しましたが,妻が「あんな娘に育って貰いたい。」と言ってました。全く同感でよっぽど乱れた言葉でアナウンスするGCの松岡氏に聞かせてやりたい位な,立派で丁寧な言葉遣いでした。
女子中高の学祭に昨年からまた何校か行くようになりましたが,こんなに感服したのは初めてです。中年オヤヂに声をかけられても困るだろうと思って話しかける事はしませんでしたが,たまたま楽器と言う個人的興味が非常に大きいものがきっかけとなり話しかけてしまいました。すると御託を並べた紹介文何かよりもよっぽど生徒と直接話した方が,学校を把握するのに良いと思える娘と会えました。
因みに娘も非常に気に入りましたが妻からの言葉は,「あと偏差値10は上げよう。」と言う大変現実的なものでした(苦笑)。