ミッキーアイルが勝てるには

逃げなければ×(笑)。通過順位は媒体によって異なりますが，netkeibaの表示では全て，愛読書である週刊競馬ブックではスワンS以外全て(競馬ブックでは1ターンの馬場だと向こう正面も表記する。そのためスワンSでは2-1-1となっている)最初から逃げなければ負け。

ではどんなペースでも良いかと言うと，実は「良い」と言う可能性も有り。シンザン記念の様に35.5-34.1のスローペースであろうと，'16年の阪急杯の様に33.8-34.7のハイペースであろうと，とにかく鼻を切れば逃げ残っている。逃げて負けた2戦は極悪馬場であった'14年の安田記念と，若干出遅れ気味であった前走のみ。しかもその前走は一応2着には残った。

しかし本当にペースは関係ないかと問われれば微妙。阪急杯は坂があるとは言えやはり1400mのレース。京都外回りは直線に坂が無いものの3コーナーでは上り下りがある。1600mで勝利したレースの最速前半3FはNHKマイルカップの34.6。この時は後半が34.8であった。因みに勝ち時計は1分33秒2。翌年の安田記念が1分33秒0。馬場差無視かつ希望的観測で'14年のマイルチャンピオンシップの時計を前記と同様に0.2秒縮められれば1分32秒6となり，週刊競馬ブックの予想勝ち時計を上回る。その時，NHKマイルカップと同じ前後半であれば中間の2Fは23秒4。1F平均11秒7なら耐えられるのでは?まあ，数字のお遊びですね(笑)。

少々気になるのは浜中騎手に変わる事。彼は連勝時も知っているが抑えた時の連敗も知っている。若手の松山騎手は連敗中の開き直りで逃げを打てたが，紆余曲折を共にした浜中騎手も開き直れるか。音無調教師が背中を一押ししたようなので，それに乗って貰いたい。