立教大学対東京大学戦雑感[蛇足]

最後に蛇足で試合そのものを。

大量18点を上げたが得点を入れた回数は4回。そのうち6点，7点の大量得点を各1回ずつ上げた。逆に東大からすればその2イニングを小失点に抑えれば，2本塁打もあった事からより接戦に持ち込めたと思えるかもしれない。しかしこの様なビッグイニングの有無こそが，彼我の差の有無と言える。ここで一言，実力差と書けばお終いであるが，その差の原因を少々考えたい。

記録としての失策は6回表一死満塁で一塁手がホームゲッツーを狙った際の悪送球のみである。また四死球も4のみでそれで崩れた訳ではない。ただし暴投は3を数えた。とは言え多くは安打によるものである。競馬は人3馬7とも言われるが，野球も打者3投手7位であろう。その主たる投手の大黒柱たる宮台君の不調がやはり大きいのであろう。2年生秋から3年生春までは好調だった様だが，悲しいかな弱小チームのエースの試練で肉体的疲弊から肩痛を発症してしまったらしい。それから不調に陥りついに立教戦での登板はなかった。彼がどこを目指しているかは知らない。ただ少なくともプロレベルの耐久力が無いのは事実であろう。勿論，連戦連投に賛辞を贈るつもりはないが，一番多く投げた3年生春でも連投はないのである。

彼に残されたシーズン今秋のみである。立教戦での登板無しが何を意味するかは分からないが，残りの法政戦での未登板も有りだと思う。そして最終シーズンとなる今秋に賭けて貰いたい。その時は，東大チアを見に行きます(笑)。

しかし何だか最後は宮台君復活願望日記になってしまいましたが，それにしてもあの熱気，本当に羨ましいです。ここで書くのも変ですが，応援席の観客の多くはどう見てもOB風情がほとんどでした。きっとみんな，ノスタルジーに浸っているのでしょうねえ(笑)。