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2017/05/28 08:06
優駿牝馬雑感
何を今更と言う感じですが…
前後半のラップは74.0-70.1と完全なスローペースでしたが,これを前中後半に分けると49.7-48.7-45.7と徐々にペースを上げて行くと言う,これだと長距離戦でありがちな「スローで究極の上がり勝負」のレースよりも一層位置取りが重要な勝敗因となり得る展開でした。
そんな中3着にまで追い込んで来たのがアドマイヤミヤビでしたが,後から見ると全く勝機を見いだせない展開でした。
一瞬あわやのシーン,和田騎手は「並べられなかった」と語っていましたが,グリーンチャンネルの映像では並んだどころか追い抜いたように見えたのが2着のモズカッチャン。けれども名前では買いづらいです(笑)が,前走が伊達で無かった証明は果たしました。
そしてソウルスターリングは戦前の距離不安説を一掃する様なゴール前の差し替えしですが,正直に言ってレース直後は前後半ラップから「スローに乗じてスタミナを温存できた」と解釈しました。ただそれにしては時計が早いとも思ってはいましたが…それが月曜日に週刊競馬ブックのレースラップを再確認すると前記の様な巧みな流れが浮き上がり,ソウルスターリングのアスリートとしての優秀さ(スローペースでも引っかからない,長く良い脚を使い続けられる)を認識させられました。
NHKマイルカップで破れた牝馬達が上位を占めましたから,皐月賞でファンディーナが7着に敗れたもののまだまだ牝馬上位の評価は残ったままかと思います。それを覆すには今日のレース結果が重要な指標になるのでしょう。