広島雑感[その2]

さてビール会社の営業争い話が終わるとこちらのバイトの子の話が。開店直後は女将一人でやっていたものの今は毎日一人ずつバイトが交代で入るようになりました。そのうちの一人の子の様です。「最近，丸くなった?」とキリンレディが聞くと「もう言うのも疲れた」と返します。「この前なんか領収書を書かせたら控えに印鑑を押した」と愚痴を続けると「暖簾に腕押し，と言うやつ?」と応えているので，私も「糠に釘」と便乗させて貰います。まあ，要するに何度も同じ間違いを犯しては叱られるの繰り返しの様で…それならば彼女の出勤時間である19時まではここにいて，その子を拝見させて貰おうと決めました。ただし結果としては19時どころでは無くなってしまいましたが(笑)。

そんな話をしていると西洋人(笑)の母娘が店先から中の雰囲気を伺っています。それを察したのが非番にもかかわらずちょっと顔を出していた前記とは別のお姉さん。わざわざ戸を開けて声をかけてます。誰が話すんだ，と思っていたら残念ながら入って来ませんでした。しかしその声をかけたお姉さんがいなくなったあとすぐに，その母娘は戻って来てご入店です。女将に「英語話せるの?」と聞くと，「何とかなる」と言ってオーダーを取りに行きます。キリンレディが「英語のメニューがあったでしょう」と言われましたが，「あれ昔のまま」と言いタブレットを何か操作して見せてます。「なにこれ。ちゃんと動かないじゃない」とブツブツ言いながら。それでもドリンクのオーダー，娘コーラで母ワインを受注します。しかしまたもキリンレディから「ワインは種類を聞かなきゃ」と言われるとうなずいて「レッド　オア　ホワイト?」とベタに聞きます。その後はさすがにメーカ営業経験者で専門用語を適当に並べて好みを聞いてます。無事にドリンクは提供したものの肝心のお好み焼きの説明が出来ません。「ヒロシマソウルフード」だの「ノットソイソース」だのテキトーな事を言ってましたが，結局「ガレット」で落ち着きました。しかも他のお客さんが頼んでいたチーズ何かが入っている変わり種のお好み焼きだったので丁度良かったのでしょう。こんな事をやっている最中も「バイトの子が来たら聞かせる」等と言ってます。どうやら聞く位は出来るような雰囲気でした。

そしてついに19時となり，本日の主賓が登場されました。