宇都宮雑感

さて前回泊まったのは何年前か?少なくとも地震の後には来たと思うのですが，まあ可もなく不可も無い印象でした。もう最近の睡眠不足解消のため，そこそこで抑えようと思いつつ，久しぶりに17時を少々過ぎた早い時間から居酒屋散策を始められた為，じっくりと歩き回り過ぎ。いつの間にか18時近くになっていました(苦笑)。そこで前回来た時もあった店の前を通るとメニューの看板に「牡蠣の味噌焼き」，「地鶏の山賊焼き」そして「烏賊のはらわた天麩羅」と興味深い文字が並んでいます。しかも「烏賊のはらわた天麩羅」たしか380円と安い。という訳で入店したのが下記です(食べログですと口コミ1件なのでRettyにしました)。

https://retty.me/area/PRE09/ARE59/SUB5901/100000757901/reports/

入店しますと店構えとは似つかないクラブ系?の音楽。またホールのお姉さんも大学生のアルバイトと思わせる方てす。けっして「料理人二人で…」等と大見得切った看板と違う雰囲気を醸し出しています。しかもカウンターに通されましたが，照明が居酒屋にしては暗めです。さすがにバーと言うレベルではありませんが，老眼には少々きつめです。結局これがクイーンステークスの痛手の原因となるのですが…

当然，生から頂きますがお通しが二品付きます。それをつまみつつ，さてメインまでどのように繋ぐかとメニュー見ますが盛り沢山です。しかも食事物も。散々迷った挙句におばんさい三種盛りと，余りにも無難な選択をしてしまいました。迷った挙句にありふれた品を選んでしまう習性。何とかしたいものです。写真の通り，お通しが更に三品追加された感じです。ただし量がそこそこあります。結局これで生三杯行ってしまいました。このペースだとメインまで辿り着けません。しかし一番気になっていた「烏賊のはらわた天麩羅」が，卓上メニューにも店内の壁面に貼ってあるメニューにもありません。席を案内してくれたお姉さんに聞くと，料理人へ聞きに行きます。すると頑固そうな親父さんが「あります」と私に答えたのでお願いしました。見た目頑固そうでしたが，話しぶりはぶっきら棒ではありません。確かにバイトお姉ちゃんたちにも優しく色々教えているのが，厨房の中で見えます。

三種盛りの残りを食べながら待っていると出てきました。しかしパッと見，どこがはらわたなの?と思ってしまう何の変哲もないただの天麩羅です。一緒にしし唐が日本が添えられていますが，結構大きめのしし唐なので，そちらがメインの様にさえ思えてしまいます。一口，大根おろしのみ添えて食べてみます。いやー，久々に新しい美味いものに当たりました。はらわたの苦みを天麩羅の衣が若干甘くなるような感じに和らげ，そして添えた大根おろしで後味もさっぱりします。思わず中の親父さんに「美味いです」と，一声かけてしまいました。すると「ありがとうございます」と少しも笑いはしませんが，即答してくれました。これはビールだと負けます。という事で日本酒を頼もうと思ったのですが，知らない銘柄ばかり手また説明も産地しか書いていないので，適当に宇都宮のにしました。

しかしこのペースは不味いです。このままズルズルと行ってしまうと寝不足解消になりません。外の看板で気になった二品は諦めて栃尾揚げを頂く事にしました。うーん，「烏賊のはらわた天麩羅」が良すぎでした。その後に食べてしまうと，何て事なく感じてしまいました(笑苦)。

〆て4600円少々，少なくとも「烏賊のはらわた天麩羅」また食べたいです。