都会の死角

本日は品川駅近くの客先へ行ったのですが，帰路新幹線川沿いを東京駅側から歩いて品川駅へ向かいました。車道も2車線道路で交通量も少ないのですが，歩行者はボチボチいました。それが駅近くになり最後の交差点を過ぎると急に歩行者が減り，品川駅へ繋がる高架下へ入ると誰もいなくなってしまいました。

こちらは線路沿いを歩いていれば入り口が出てくるだろうと思いながら歩いていましたが，全くそのようなところはなくついぞ人っ子一人いなくなってしまった所へ着いてしまったわけです。これはこのまま歩いても仕方ないだろうと思いながらも，引き返すべきかこのまままっすぐ行くべき迷っているといる，道路沿いに並べた自転車を出そうとしている女性がいました。ただ雰囲気は周りよりは仄暗くこんなところで声かけて大丈夫かともためらいましたが，これ以上無駄に歩かされてもたまらないと思い，「すみません」と一声かけるとやはり驚いた顔をしながら「何でしょうか」ときつめに返答されました。「これ，このまま真っすぐ行っても品川駅に行けませんよね?」と聞きましたら安心したようで，「こっち側に来てしまうとは面倒臭いんですよ」と身振り手振り交えて朗らかに答えて下さいました。話を聞くと行くも戻るも同じようなのですが，礼を言ったらあえて引き返しました。そのまま進むとさらに人通り少なくなりそうですし，もしその女性も同じ方向ですと気まずいでしょうから。

もう何年もですが深夜，鉄道のガード下で20代の女性が刺殺され，数カ月前にやっとその犯人は捕まりましたが，程度の差はあれ今日の場所も人通りは少なくそのくせ道路工事の現場近くにあり騒音でうるさいので，何が事件が起きても17時という時間の割には発見され辛いでしょう。確かに照明はあるものの決定的な人の目は少ないですし。

別に女性に限らずどんな人間がいるか分かりませんので，極力危険な場所には近づかない方が無難と思いました。