CA雑感[復路：その2]

さて持ち込んだサッポロクラシックも呑み終えてしまい，もう一本買っておくべきだったと一瞬は思ったもののどうせぬるくなってしまっているだろうと諦めて，トイレに入りました。そして席に着こうとすると「温かいお茶でもお持ちしましょうか?」と先ほどロング缶を拾って下さったのとは別のCAが声をかけて来ました。何もないのは口寂しいですからお願いしました。

すぐに持って来て下さいましたが，渡す際に「私もビールが好きなんですよ」と話しかけられてきました。「こんな事があるのか!」，等と少々の混乱を孕みながら「じゃ，帰りも呑まれるのですか?」と決して誘いのつもりで言ったのでは無く，仕事上がりの一杯の有無という事で聞きました。「このヘアスタイルですと目立ってしまうので戻ってからです」とのお答え。ただ残念ながら耳鳴りの後遺症と機内騒音のせいで少々会話がしづらいです。とは言えこんな事はもう二度と無いでしょうから，何とか断片を拾い合わせて会話を繋ぎます。すると「寒いのが苦手でキャプテンのアナウンスで気温が-××(聞こえなかった)℃と聞いた時はもう，聞いただけで震えてしまいました」と言われたのですが，なぜか次の記憶が「沖縄線ですと機内でもビール販売がされているのですよ」に飛んでます(笑)。それに対しては「昔は札幌からのも売っていたんですよ」，「それは存じませんでした」等と話しているうちに，最初は立って話されていましたがそのままですと上から目線と言うのを気を回されたのか，膝をついての体勢に変えました。という事は，しばらくの間はこの状態が続くんですよね!

時間にしてどの程度だったのでしょうか?5分?10分?そんなにはなかったと思いますが，着陸に入る旨の機内アナウンスが流れると所定のポジションに戻らなければという事で機内前方へ去って行かれました。まあ，機外へ出る時の扉付近でまた挨拶すれば良いかと思い，飛行機が着くのを待ちました。そして駐機場の空き待ちという事で5分ほど余分に時間がかかりましたがついに出る時になりました。そして扉付近には二名立たれています。が，あれ，先ほどの人はどちら?いや，いくら髪型が似ているとはいえさっきまで話していたのですから分かるはずです。しかも向こう側のリアクションも薄いです。さっきの会話の時間は何だったのだろうか…

最寄り駅までに行くため，京急に乗車しましたが，ふと思いついたのが「スチュワーデス物語」の一シーンです。古い方の堀ちえみバージョンは全く興味が無かったので見なかったのですが，リメイクした上戸彩の方は相武紗季さんが出ていたので，極々稀に見ておりました。因みに彼女がJALのCMに出たのでマイレージカードもJALにしました。と言うのはどうでも良いのですが，その一シーンで上戸彩が演ずる主人公のCAが客に頼まれて，通路を往復する合間に将棋の相手をしました。すると業務終了後に指導を受けました。それに対して上戸譲(役名を知りません)は「お客様を楽しませたのに何が悪いのですか?」と反論しました。それに対して指導官は「特定のお客様を楽しませる事は，他のお客様からは不快に思われる事になる場合もある」と叱責されました。これって正しく先ほどの場面と同じではないのでしょうか?私一人を楽しませるために他のお客は不快な思いをしたかもしれない。しかも決して新人の様な方ではなく30は超えている(超えていなかったらすみません(苦笑))中堅どころですから，これは逆に他のお客が不快になっても危害を与えられる事を防ぐために相手をされたのではないかと思えるようになりました。要するに酔っぱらった私が周りの人間に絡むのを防ぐため，事前に話し相手になったのではないかと。実は前記した「昔は札幌便もありました」の会話の中で私が「酔っ払いが迷惑をかけでもして，止められたのですかね」と話すと，否定をせずに「機内は気圧が低くなり，通常よりは酔いが回りやすいですからね」と返されてました。所詮呑み慣れている量である2L程度であっても酔っ払いには変わりません。彼女たちの基準・感知器には反応したのかも知れません。そう思うとせっかくの時間が憂鬱な過去に変わってしまいました…

が，そんな憂鬱を払うために「caと雑談」で検索しましたら下記のようなyahoo質問箱が出てきました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10120616195

はい。という訳で良い時間を過ごさせて頂いた事に致します(大笑)!