高松宮記念雑感

前後半33.3-35.2。特に2Fに最高の10.3となった以降，あとは落ちる一方と言う完全な前傾ラップでした。

ここまで極端だと差し・追い込みで決まっても良いにもかかわらず，レッドファルクスは33.7の一番の上り時計を出しても8着迄でした。鞍上は前半もう少し行かせたかったようですが，あとからペースを見ると悪くない位置取りでした。むしろその行きっぷりの悪さは調子の微妙さを物語っていたのと，直線に入っての壁の影響が大きかったかもしれません。時計としても大して早くありませんでしたから，届いても良いと思えるものですし…

逆にそんなペースにもかかわらず1?3着となったのは先行集団の後ろに付けた3頭でした。そこで先に動いて内に入れた岩田騎手と，後から動いて外を回した川田騎手。この鼻差を「運」の一言で片づけるのが適しているのか分かりません。ただ勝敗がどうであれ，レースの流れからは両騎手の選択がベストであったと思います。

ナックビーナスは横山典弘騎手が去ってしまったので諦めていましたが，三浦騎手がよくぞ持って来てくれました。ただ能力的な順番はこの着順の通りなのかもしれません…