秋華賞雑感

JRAのHPでは当日見たのですが，録画はやっと昨日見られたので，今更ながらですが…

前後半59.6-58.9で差が0.7秒。一部はこれを「スローペース」と称していますが，個人的には前後半差がレース距離(ハロン)×0.1秒以内かつ一頭または皐月賞の様な数頭のみの大逃げでは無ければ「ミドルペース」と基本的に定義付けているので，このレースもミドルペースとして見ます。

するとミッキーチャームの逃げ粘りは決してペースだけに恵まれたものでは無く，人気に相当したまたは上回る力も備えていたと判断します。勿論，少しでも後半を早くした鞍上の手腕も加えての話ですが，すっかり川田騎手は1ステージ上の騎手に上がった様に見えます。

ただそれをもってしてでも有無を言わさぬ一気に差し切ったアーモンドアイは別次元馬であったことを再認識させられました。しかも最後の1ハロンは再度右手前に変えていたり，レース後伝えられた疲労からは，決して万全の体調では無くて陣営の言うところの「八分を上回った程度」出来だったのでしょう。反動さえ無ければ，JCもまた期待いやそれ以降にも大きな期待を抱きたいものですが，如何せん女馬は一つ躓くと一気に輝きを失ってしまうので，慎重に調整して貰いたいものです。

そして3着は4000勝騎手ですが，今回は人気と同じ着順でしたので「さもありなん」と言ったところでしょうか(笑)。このレベルの騎手に乗られると，競走馬への評価がかえって難しくなります(苦笑)…