新潟雑感[本説]

とすっきりしたところで早速呑みながら始めたいと思います(笑)!

定宿である東横インは新潟駅付近ですと駅前と古町にあります。当然の事ながら駅から少々離れていても，呑み屋街(実は花街でもあった)の近い古町に泊まりました。そして歩いて5分位の場所にある呑み屋街へ赴くと，死ぬまで呑み続けても全店は舗回れないのでは思う位の呑み屋が並んでいます。そんな中での選択基準は，まず地の物を出す店優先です。これは飲食共にです。続いての基準が，食べ物は肉より魚介，ビールは4大メーカーであればスーパードライ，エビス，(プレミアム)モルツの順番です。他にも当該週出走馬のレーティングを付けていない時には，競馬ブックの出馬表の字が見易い様に照明が明るいとか(苦笑)，できればカウンター内には奇麗どころが立っているとか(大笑)!とか，けれども総合的な雰囲気とか，等がありますが，結局選んだ店は今まで散々書き並べていた基準から外れていいるのではないかと言われるような下記でした(苦笑)。

https://tabelog.com/niigata/A1501/A150101/15011175/

一応決め手は「貝」なのですが，別に地のものだけとは限らないようですし，他店では何店か店外メニューに書いてあった好物ののっぺもありませんが，他のくすぐられた店は少々敷居が高かったのと，19時近かったのでさっさと入りたかったのが本音です。

入店してメニューを眺めると，「当たり」でした(笑)。いきなり今年初物になる島根県産岩ガキや，4地域の牡蠣食べ比べ等がある以外にも，「ホタテののっべ」や「栃尾の油揚げ」と定番路線もあります。まずはお通しを摘まみながらビール片手に考えようとしたところ，そのお通しは3種類出されホールのまずまずな(笑)…お姉さんに説明を受けますが，何と貝出汁の吸い物がいきなり小さい椀ですがあります。これでもう完結ですね!

という訳にも行かないので一品目は「牡蠣のなめろう」に決定です。「なめろう」と言えば通常は殆ど青魚ですが，牡蠣の風味も豊かなのでこれはと思い頼みました。食してみると，75点位?普通，生牡蠣でも牡蠣鍋でも一口二口位で食べてしまうかと思いますが，「なめろう」ですのとある程度刻んであります。そうするとその刻んだ部位でかなり風味の濃度が異なり，薄い所ですと殆ど和えている味噌だれの味のみでした(苦笑)…ただし濃い所はさすがにベストな組み合わせです。が，トータルですと前記の点数が妥当かと思います。

二品目が「うるいと菜の花のおひたし」です。で，「うるいって何ですか?」とお姉さんに聞くと「確認して来ます」と板さんの所へ聞きに行きました。帰ってくると「食感が白菜の様な感じの山菜」との事でしたの頂くと，味としては圧倒的に菜の花でした。75点(苦笑)?…

このままではと思い定番の「栃尾の油揚げ」にしようかと思うのですが，メニューの写真ですと異常に大きいです。これを食べたらもう最後の感じなのですが，念の為お姉さんに写真が一人前なのかと聞くと，やはりそうとの事。という訳で揚げ物でも「特大牡蠣フライ」と言うのにすると確かに大ぶりな牡蠣フライが3個出てきました。けれども殻は2個。板さん曰く，いつものよりは小ぶりだったので3個にさせて貰いました，との事。こういう気遣いがリピートを増やす秘訣かと思います。ただ結果としてはやはり75点か(苦笑)…

ビールは抑え気味ですが3杯目もそろそろ底をつきそうなので，ここで日本酒とそれに合いそうな肴をと探していると「君の井」と「粕鰯」の組み合わせで発注です。一口呑むと久し振りの刺激の強い辛さとしっかりと後味が残る風味です。さすがに「濃い味の料理に合う」と書かれているだけあります。そして「粕鰯」。もう味の強者同士の競合ですねえ。やっと90点が来ました(笑)!

そして「粕鰯」はちびりちびり食べていたので，酒が空きます。という訳で二杯目はDAKUと言うにごり酒。どうやら輸出メインの様で余り国内では出回って無いとか。ただこちらは私の味覚がビールほど鍛えられていないので「ああ，美味いにごり酒だなあ」と言う感想のみですみません。

そして〆に貝ラーメンと言うのに非常に惹かれましたが次の寿司屋分のスペースを位に空けておかないといけないので，「ホタテののっべ」にしました。今まで食べてきたのっべは鶏肉が多かったのですが，やはり個人的な好みですと魚介であるホタテの方が良かったです。85点かと(笑)。

と言ったところ6000円ちょっとで終了です。序盤は75点ラッシュであったものの，店としては再訪したい一店舗でした!