東京大賞典雑感

前後半61.6-63.3と交流重賞らしくハイペースな流れ。その流れを作ったアポロテネシー，ケイティブレイブ，ゴールドドリームですが，掲示板に乗ったのはゴールドドリームの4着のみ。アポロテネシー9着，ケイティブレイブ8着と両馬は掲示板さえも外しました。確かにアポロテネシーは格下的な存在，ケイティブレイブは復調途上という見方も否定しきれませんが，それでもやはりこのペースは厳しかったのが最大の敗因かと思います。

これは4着に敗れたゴールドドリームも同様で，元々10Fは少々距離的にも微妙でしたから外枠からこのペースで外々を付いて回ったら尚更に厳しく，むしろ良く4着に粘り通した感があります。

一方でケイティブレイブよりも格下と見られる5?7着馬はペースを利用してそつなく乗った結果かもしれません。ただし特にロードゴラッソはJpn2位ならば相手関係で何とかなりそうな感じもします。

これは当然の事ながら3着のモジアナフレイバーにも言えますが，マイル戦ならばJpn1でも期待したくなります。ただし時計の早いフェブラリーSですとまだ厳しいかもしれません。むしろかしわ記念が最大の狙いどころかもしれません。

ノンコノユメは南関移籍が成功したかと思います。騙馬ですからそうそう引退させるわけにはいきません。かと言って中央ですと出走レースも限られてきますので，いま足元に不安がないこの馬にとっては出られるのにも出られず，と言う状態になりますから，有力馬が交流重賞を敢えて避ける傾向のある南関移籍は良かったのでしょう。

そして連覇を達成したオメガパフュームですが東京大賞典連覇馬と言うよりも，満足のできなかった1年間を送った鞍上を年の瀬に良い思いさせてあげた立役者にさえ見えました。

上位馬5頭中ゴールドドリーム以外は現役ですので，各々にはまた来年も頑張って貰いたいものです。



ところで東京モノレールの大井競馬場前駅の改修工事は帝王賞迄には終わっているのでしょうかね?