桜花賞雑感

前後半46.5-49.6と一目瞭然のハイペースでしたが、そんなペースでもレースを引っ張った2頭が2・3着と、自分の姿で進めるのがレースでは一番重要である事を見事に体現しました。こうなると今後もこの2頭が出るレースは、馬場状態を問わずに緊張感のあるレースが期待されます。

それら2頭を指し切ったデアリングダクトですが、菊花賞馬の父にBMSが東京優駿馬であれは優駿牝馬の最有力候補と言えましょう。あとは松山騎手が語っていた折り合いと、老獪なベテランジョッキーに足元をすくわれるか否か、これが要点かもしれません。

4着となったクラヴァシュドールですが、重馬場で競馬が難しかったとは思いますが、上がり37.1はデアリングダクトとの差が0.5の2番目。血統の字面は距離延長歓迎組かと思いますが良馬場であったとしても難儀な差である事は間違いないかと思います。一時期の不調を脱しつつある鞍上に期待でしょうか。

5着のミヤマザクラはクイーンCの勝者と、個人的には例年ですと桜花賞敗戦で人気を落としたクイーンC勝者は喜んで飛びつくのですが、勝ったとは折り合いを重視のレースが出来ずに語った騎手のコメントと、やはりBMSのMr. Greeley が少々引っかかります。まあ、それでも私的レーティングが高ければ買ってしまうのでしょうが。

リアアメリアは、牝馬が牝馬が難しい面を見せると再起が困難である事は、土曜日のシゲルピンクダイヤやラブカンプーがレベルの差はあれ表してます。中内田調教師も頭が痛いでしょう…