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2020/05/06 17:40
かしわ記念雑感
今年のかしわ記念は7頭と言う小頭数立てから異例でしたが、それはコパノリッキーが勝利した2014年の8頭立てをも下回る小頭数となり、更に同年以来の後半3Fが早いと言う決着になりました。ダート交流重賞の多くは例え先行馬同士の決着であってもハイペースで、そこがレースの格を保持している一面でもあったのですが残念ながら今年はそれがなされませんでした。勿論その様なレースに仕立て上げた福永騎手には一点の罪も無く、逆にワイドファラオを見事G1馬へ仕立て上げた手腕を称賛するべきでしょう。ただしレースレートとしては余り高くは望めない事が予想され、ひいてはワイドファラオの次走もまた高い壁が待ち受けるものと考えます。
この様なレースにしてしまった片棒を担いだのは長期休養明けのレヴァンスレーヴのプレッシャーが弱かった事が上げられますが、流石に優に1年を超えた休養明けですから致し方の無い事とも言えます。次走に上積みのあるレースを見せて貰い、このレースは水に流しましょう。
2・3着に終わったG1馬ですが、この2頭は残念ながら足を余してしまった可能性が高いものと見ています。その伏線がルヴァンスレーヴのプレッシャーの弱さか、はたまたモズアスコットの末脚を警戒し過ぎてのものなのかはわかりません。ただし次回の再戦時には、ここまで水を開けられ無いものとものと考えてます。
惨敗してしまったモズアスコットですが、前走の高松宮記念が余計だったのかもしれません。そうしますと矢作師にしては珍しい失策と言わざるを得ません。ここ2戦の敗戦が尾を引かなければ良いのですが…
さて1頭だけだけ参戦した公営所属馬ですが、かつてJDDで7.7秒物大差を喫した馬でした。高知では一線級であり前走南関牝馬限定戦ならば勝ち負けに加われる様ですが、このレースには全く相応しくない能力です。せめて牝馬限定戦から参戦すべきでしょう。