秋華賞雑感

一週間遅れですが…

前後半のラップが59.4-61.1と完全なハイペース。マルターズディオサにとってはホウオウピースフルに終始つつかれたのが大誤算だったかもしれませんが，それでも1秒差7着に粘り続けたのは重賞2勝馬の面目だったのでしょう。勝ち馬以外の上位馬とは全く能力差は無いと考えます。

このペースに乗じて突っ込んできたのが2?4着馬達なのでしょうが，その差は通ったコースや追い始めのタイミング等，10回やれば10回とも異なりそうな結果かと思います。この大本命以外は上位人気総崩れのレースは，例えばディープインパクトのG1勝利7戦のうち2番人気が2着となったのは1レースのみ。逆に2桁人気が2回来ておりますから，良くあるパターンなのかもしれません。

その大本命馬デアリングタクトですが4コーナーを外々を回って5番手に進出。それでいて上りを0.1秒差の2番目の数字ですから，スプリンターズSでグランアレグリアがダノンスマッシュに付けた2馬身差とは異なり，1 1/4馬身差以上の実力差があったと言わざるを得ません。今は牝馬の時代ですからエリザベス女王杯もそれなりのメンバーとなるかもしれませんが，社台の全く絡まない数少ない実力馬ですからそれらが対戦を避けあうのを尻目にして貰いたいものです。