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4541件のひとこと日記があります。

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2020/11/15 09:26

ジャパンカップ

日本は国際セリ名簿基準委員会に2007年からパート1として認められました。これは全ての重賞競走に海外馬の出走を認める等の条件を満たした事によるものですが、そうなるとジャパンカップ以外にも海外馬の出走は可能となり、その結果スノーフェアリーの「ワープ」を見せて貰ったりとか副産物でその鞍上ムーア騎手の技を目の当たりにしたりとか、国内に居ながらにして名馬・名騎手を見られる機会が得られる様になりました。またスノーフェアリー2連覇となった2012年のジャパンカップには、凱旋門賞馬デインドリームが出走する等、「国際レース」としての体面は保っていました。しかし「ジャパンオータムミーティング」(だと思う(苦笑))と銘打ち、ジャパンカップのみならず、連戦続くG1シリーズそのものを国際競走のイベント化を目論んだものの結局尻すぼみとなり今日に至ってしまいました。

既に各国の国際招待競走が複数のカテゴリーを同日開催で実施しなければ成功しない事は明らかになっております。よって以前の様な「招待競走」ジャパンカップの成立は困難となりました。しかし日本馬のレベル上昇に伴いジャパンカップ出走馬の質も低下したわけではありません。レースレーティングとしては国内1位である事が多くです。これは「社台グループのグループの使い分け」と言う批判もありますが、トリッキーなコースである中山2500mよりも紛れが少なくなる東京2400mと言うコース設定も大きな要因と考えられます。そして国際交流がそこそこ戻れば香港の選択肢も大きくなりますので、相対的にジャパンカップと有馬記念の比較で言えば、ジャパンカップの方が有力馬を集めやすい立ち位置にいると言えます。ましてや未だに「凱旋門賞呪縛」は解けておりませんが、これが一頭成し遂げた後はこぞって凱旋門賞を目指す機運が低くなると思えます。各馬の適正に合わせてレース選択がなされるのではないのでしょうか。そうするとやはり11月末に東京2400mで行われるG1競走は必須であり、レースレーティング保たれるものと考えます。

ただし「国際招待競走」としては現行通りカテゴリーを1つのみで行うのであれば、「必要性が無い」のではなく「不可能」と思います。そもそもが日本国内おいて「国際招待競走の成否」を考えると、複数のG1競走を実施して売り上げ増となるのは比較対象が低いJBCのみです。勝馬投票券に大きく依存している日本競馬の現状からは、残念ながら複数のカテゴリーによる「国際招待競走」デーの実施は控えるほうが無難と思えます。もし「ジャパンカップ」=「国際招待競走」というイメージが強いのであれば、地盤沈下がささやか始めている東京2000mG1競走名を改名して、こちらを天皇賞としてしまうのも一考かと思いますが。

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  • 広瀬北斗さん

    バンバ・ラルさん、いいね!、有難うございます。

    そうなんですよね。天皇賞というレース名の賞金が他のG1よりも少なすぎる事も解消されるので、一挙両独と思っています。

    2020/11/18 06:54 ブロック

  • バンバ・ラルさん

    私も秋天を東京2400にした方が良いと考えています。

    2020/11/18 06:39 ブロック

  • バンバ・ラルさんがいいね!と言っています。

    2020/11/18 06:38 ブロック

  • 広瀬北斗さん

    まつりさん、いいね!、有難うございました。

    2020/11/17 07:35 ブロック

  • まつりさんがいいね!と言っています。

    2020/11/16 13:14 ブロック

  • 広瀬北斗さん

    モンドさん、いいね!、有難うございます。


    確かに前例のジャパンカップダートがありました(笑)!

    2020/11/15 11:19 ブロック

  • モンドさんがいいね!と言っています。

    2020/11/15 10:46 ブロック

  • モンドさん

    たしかに外国招待馬「0」ですからね。賞金、馬場の問題もありますし…「ジャパンカップダート」は「チャンピオンカップ」になっている事を考えるといい時期なのかもしれませんね。

    2020/11/15 10:46 ブロック