マイルチャンピオンシップ雑感

前後半が46.9‐45.1と約1秒のスローペース。果たしてこのペースはレシステンシア鞍上の思惑だったのでしょうか。今までもチューリップ賞以外では必ず前半の方が早いペースに持ち込み、一番前後半の差がなかったNHKマイルカップでも0.5秒前半が早かったです。3走ぶりに戻った鞍上は、残念ながらチューリップ賞と同じ轍を踏んだ様に思えます。

その流れで先団に付けたアドマイヤマーズですが、上がりの数字に限界がある同馬からすると、レシステンシアにせめてあと0.5秒ペースを上げて貰えたらインディチャンプの追撃は交わせたかもしれません。

今まで休み明けは今一歩の成績でしたインディチャンプですがそれは距離が1F長かったからとの事ですが、この結果からするとその通りなのでしょう。ただし完璧な騎乗をしても完全に抜き去られた結果から、彼我の差を例え休み明けだったとしても認めざるを得ないでしょう。

そしてG1レース3連勝となったグランアレグリアはひっそりと影の年度代表馬候補と言えるのでしょうか？もしJCでアーモンドアイが勝つとG1レース3勝馬が4頭となり、唯一本馬だけが限定戦でないG1レースの3勝馬となり、かつ直接対決の安田記念でアーモンドアイに完勝しておりますから。

因みにラッキーライラックが有馬記念を勝利するとG1レースの三勝馬が4頭にもなり、有馬記念の牝馬優勝は昨年のリスグラシューに続いて7頭目の偉業ですが、かつてトウメイからダイワスカーレットまでの37年ぶりとは異なり、以降12年間で4頭目ですと希少価値感も下がってしまうでしょうか。

まあこんな理屈で投票されるよりも、雰囲気の流れに乗っての方が、受け入れやすい結果になるのでしょう(笑)…