4541件のひとこと日記があります。
2020/12/06 10:27
JC雑感‐*‐競走馬の競走能力とは‐*‐
前後半69.4‐73.6、4Fずつで46.6‐46.5‐49.9とキセキの作ったペースは5年前にショウナンパンドラの勝ったレースの71.6を大きく2.2秒も上回るものでした。そのペースを4番手で追走したアーモンドアイは約2秒差で、概ねその5年前の逃げ馬であるカレンミロティックのペースとほぼ等しい事になります。因みにそのカレンミロティックは16番人気0.6秒差15着と言う評価・結果でしたが、直前の天皇賞秋は0.9秒差13着に敗退していたものの同年の京都大賞典そして天皇賞春共に3着、特に天皇賞春はあのゴールドシップと0.1秒差に好走してしておりましたので、決して人気が力量の正当な評価とは少々言い難いものと考えます。
それを考えると上がり3番目の足を使い勝ったアーモンドアイは、「最強馬」と言うよりも「バケモノ」と評する方が近い様に思えます。レースで先行したキセキ以外のトーラスジェミニ、ヨシオは失礼ながら場違いですから、ここはグローリーヴェイズがやっと5着に残ったレースと考えるのが正当なレースペースの評価かと思います。そのグローリーヴェイズは道中中段待機の3頭に差されています。戦前、距離を懸念視されていたアーモンドアイですから、当然枕を並べてもおかしくない位置取りとペースでした。それをあの完勝劇とは、これは「バケモノ」のなせる結果としか言い様がありません。
またそんなレースにもかかわらずスタートから出して行ったルメール騎手に称賛が集まっていますが、「通常の常識」ならば中段待機の福永騎手や松山騎手の位置取りが正解です。その正解を覆させたのは鞍上なのか鞍下なのか…
かつてヤマニンゼファーと言う安田記念二連覇をした後に天皇賞秋へ進んだ競走馬がおりました。ニホンピロウイナー産駒の同馬は戦前に当然の事ながら距離不安を囁かれていました。私も予想において同馬か、それと対極にいるライスシャワーを選ぶか迷っていましたが、最終的には安田記念二連覇の肩書を信じて同馬から買いました。ただし戦前に栗田師が「1600mのレースをさせる」と語っていたので年は前後しますがサクラチトセオーの様な後方待機とまでは言わなくても、せめて中段程度からの待期策だろうと思っていました。ところがゲートが開くと柴田善臣騎手は何を思ったか抑える事無く3番手につけてしまいました。しかし58.6‐60.3というハイペースのレースを鼻差きっちりと残したのでした。その時に、距離不安があるから単純に前半スタミナ温存の為に位置取りを下げるよりも、その馬本来の最も走りやすいペースが距離を持たせる事に繋がるのではと思える様になりました。
果たしてルメール騎手が出した事とアーモンドアイのマイペースが繋がったのかは分かりませんが、それが名馬と名騎手の信頼関係の結果だったのでしょうか…
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広瀬北斗さん
あかささん、いいね!、有難うございます。
番組上、そうならざるを得ない状況にもなってきてますよね。まずスプリント戦と天皇賞春は距離面から、大阪杯と有馬記念はそれぞれドバイと香港との選択、そして元々宝塚記念は有力馬にスキップされる易いレースでした。 -
広瀬北斗さん
バンバ・ラルさん、いいね!、有難うございます。
なるほど。その表現、端的に表していますね! -
広瀬北斗さん
モンドさん、いいね!、有難うございます。
もし東京優駿に出走していたらどうだったのでしょうかね(笑)? -
広瀬北斗さん
セイラーさん、いいね!、有難うございます。
結局シンザン記念のみ戸崎騎手でしたが、それ以外は最近では珍しい固定された組み合わせでしたね。 -
広瀬北斗さん
umaumachaさん、いいね!、有難うございました。
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あかささん
アーモンドアイは「東京の鬼」だと思ってます。
東京コースだけ異常に走る馬は過去にもいましたし。 -
あかささんがいいね!と言っています。
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バンバ・ラルさん
アーモンドアイがバケモノは同意です。最後までスケールを見誤ってしまいました。道中の位置取りは勝負師・ルメールとスポーツマン・F永、M山の差と考えます。
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モンドさんがいいね!と言っています。