凱旋門賞における日本馬の雑感

下位順で…

ゴールドシップ…相変わらずの気まぐれな走りで全く競走に参加していない。それはハープスターとの差で明らかで，彼我にその様な走力差は無く，生じた差は全て「走る気の有無の差」と言って良いだろう。ただしこれは国内でも同様な状況であるから，やはり彼の馬券は究極の「ギャンブル」であろう。それでも有馬記念で私が購入するのは明らかである(笑)。
それよりも気になるのは横山騎手との関係である。十分，内田騎手と同じ道になる可能性が否定できない。

ジャスタウェイ…日本の凱旋門賞呪縛による最大の被害者であろう。2000m路線を歩めばあのような着順にはなるまい。彼の様な被害者を今後出さないためにも，一刻も早い凱旋門賞勝利が急務である。しかしそれを成し遂げる過程においては，第二，第三のジャスタウェイが現れざるを得ない矛盾が存在してしまう…

ハープスター…残念ながら彼女の最大のウリは「三歳牝馬の斤量」のみである。2400mレース実績は優駿牝馬での二着でしかない。それを考えれば十分な着順とも言える。むしろよそ行きの競馬をしなかった陣営に感心した。

個々の競走成績には落胆せざるを得ないが，距離をも含めた実績で，ディープインパクトとオルフェーヴルに比肩する出走馬はいなかったのも事実である。よって日本競馬の将来に悲観する事はないであろう。

また来年，期待したい。