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2014/11/03 09:24
天皇賞雑感
まず一番最初に感じる事は,ジェンティルドンナとイスラボニータの上り時計が34秒を切れなかった事。2頭共過去に平気で33秒台,ジェンティルドンナに関しては32秒台を計時してます。それにもかかわらず今回は34秒4でスピルバーグに差されました。所謂,超スローペースで究極の上がり勝負になると,道中の位置取りは全く関係なくなりますが,今回それ程ではありません。
次に走破時計そのものの1分59秒7も,9R1000万下1400mの勝ち時計が1分21秒2と比較すると1秒かかり過ぎかと思えます。
ルメール騎手はレース後「追い出しを我慢したが,もっと待てば良かったかも」と言う談話を残していますが,それは抜け出してからソラを使った事に対して悔いているようです。ただ見ている側としては,"タメ殺し"よりもまだ納得出来ます。むしろ最初にジェンティルドンナと併せられなかったのが残念と言えばそうなります。またジェンティルドンナはあの狭い間をタックルかませず良く抜けて来たかと思いますが,やはり戸崎騎手が「もっと広い所に出して走らせてあげたかった」とコメントされてますので,伸びる余地がまだあったのではと思います。ただ休み明けであの走りですから,JCへの期待は高くなります。
スピルバーグの伸びは,2,3着馬が前記理由があろうとも素晴らしかったです。あと2F伸びるJCでも発揮できてもらえればとも思いますが,ジャスタウェイでさえまだ2400m未知数ですから,こちらも現況ではまだ疑問符付きです。
時計そのものには疑問符の付く点が散見されるものの,極端に先行,差し,内,外の有利不利は無い(とは言え8枠はねぇ…)ほぼ全馬ベストは尽くせたレースかと思います。アスカクリチャンは残念でしたが。