新潟雑感(その2)

競馬の関屋記念は数行で終わらせて(笑)，裏の重要課題である呑み屋散策に行きます。

とは言えただの貧乏学生でクレジットカードもありませんでしたから，ここでの失敗は昼間のタクシー代を上回る痛恨事となります。とにかく安くて明朗会計が必須でした(笑)。そこで，店頭に価格が表示されている・中ジョッキ500円以下(税抜可)とする(因みに当時の中ジョッキは今のサイズより1割程度は大きいものが多かったです)・学生よりもサラリーマンで賑わっている・チェーン店でも地場であれば可とする，と言う事で入った店が「安兵衛」でした。まず注文したのが大ジョッキ。そしてとにかく3000円以内(税込)を厳守としましたので，食べ物は地場の珍味狙いでした。そこで頂いたのが「のっぺ」でした。何杯何品頂いたか，記憶が定かではありません。まあ予算からすればたかが知れてますが，それでも「のっぺ」との遭遇により，その後の人生で「呑み屋探訪」が重大事となった事は否めません(笑)。

その後の数年間も新潟競馬競馬絡みで安兵衛に訪れましたが，自宅通勤者だったものですから生意気にも学生時代とは比較にならない程酒代を投入する様になり，新潟競馬へ行っても他店に行ったため，安兵衛からは遠のきました。そして今回数年ぶりに新潟の地に立ち，久しぶりに「のっぺ」が食べたくなり2軒目散策中に偶然にも安兵衛の看板を見て入りました。しかし残念ながら「のっぺ」はメニューからなくなっておりました。その代わりに「栃尾の油揚げ　納豆入り」を頂きましたが，既にそれは食べた事のあるものであり，またやはり価格相応の点は否めませんでした。それでも安く上げたい時の候補店である事は変わりません。

次回は「かね清」に関して記します。