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2014/12/23 09:55
グランプリボス雑感(その1)
繋養先がアロースタッドに決定したが,これだけ種牡馬繋養先上位が社台グループの寡占化となっている今,残念ながら前途多難と言わざるを得ないだろう。しかしこれに関しては後記してデビュー当時に戻りたい。
10年8月14日札幌1500mの新馬戦デビュー勝ち。このレース選択からして既に矢作調教師の描いたグランプリボス像は「マイラー」だったのであろう。私はまだこの頃の彼を知らない。初めて名前を目にしたのは,惨敗した2戦目のデイリー杯だった。勿論,出馬表の父名でサクラバクシンオーを探した結果である。デイリー杯の結果を受けて,過度の期待もせずに1ハロン短縮した京王杯を見ていたが完勝。この時点で翌年のNHKマイルCまでは付いて行こうと思った。そしてまずは第一関門である朝日杯。残念ながら弘前出張中であったため中山競馬場には行けず,現場終了後のホテルにてJRAのHPで録画再生をすると,見事に(強引に?)勝利した彼の姿があった。
そして同時に蘇ったのは父と同期のミホノブルボンである。ミホノブルボンを記しても冗舌でしかないので控えるが,彼もまた距離延長毎に否定的見解を受けていた競走馬であった。しかしながら彼はそれを見事に覆し続けた。さすがに菊花賞2着迄は望むべくも無いが,もしかしたら皐月賞までは,と思ったのも事実である。そしてその気持ちを支えるがために考えたのは,天皇賞秋でシンボリルドルフと0.1秒差の3着となったニホンピロウイナーであり,その鬼っ子メガスターダムであった。
ここ迄