ドバイシーマクラシック

まずはワンアンドオンリーが引っかかってどうしようもなかった事ですね。もう向こう正面の素振りからは，それこそズブズブになる事(前後しますがエピファネイア位)を覚悟しましたが，2頭に抜かれても良く粘り込みました。ただそうなるとやはり道中折り合いが着かなかった事が残念です。他馬の後ろに入れて折り合いを着ける，という方法もあったかと思いますが，そうしますとあのペースですからいざ動きたい時に動けなくなるリスクが考えられます。それらを含めての位置取りなのでしょうから，気性も含めた彼の実力と諦めざるを得ないのでしょう。

そしてハープスターですが，全く伸びないと言う今まで見せた事が無いレースでした。数字が無いので分かりませんが，ワンアンドオンリーの引っ掛かり具合からすれば，東京競馬場の2400mに置き換えるとずっとハロン13秒台のラップに相当したのかもしれません。そうすると当然上りが32秒台の可能性がありますので，あの程度に位置しなければならないでしょう。他馬も力量がありますから同等の上りを出せたのでしょうが，それよりもむしろ下がってしまったように見えた事が気になりました。彼女が勝利したのは優駿牝馬では無く桜花賞です。国内の芝で無いのならば，せめて2000m前後に矛先を向ける時が来たのでは無いでしょうか。

後は無事に戻って来る事を祈ります。それが一番大事でしょう。お疲れ様でした。