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2012/12/22 04:58
朝日杯の是非(前編)
これは朝日杯直後の写真。
圧倒的だったコディーノが敗れたが、
調教師である藤沢和調教師の顔は明るかった。
これは何を意味するだろうか?
邪推かもしれないが、噂にもあったが
藤沢氏としてはこのレースには出したくなかった、
もしくは出しても厳しいレースになるという予測が
あったのではないだろうか?
元々東スポ杯から、このレースを選択した時にも
なかなか公式アナウンスがなく、陣営とクラブの間で
意見がまとまらなかったという一部では推測されている。
陣営はこの馬を東京向きだと考えていただろうし、
馬の能力以上に枠順などの外部要因がレースに影響する
朝日杯FSを使うデメリットのほうが目立つことから
陣営としては、朝日杯を使うことに慎重だったのだろう。
しかし、サンデーレーシングとしては、
朝日杯の出走予定馬が1頭、しかもそのネオウィズダムも
抽選対象ということもあって、競馬界を引っ張るクラブとして、
1頭も出走しない事態を避けるためにも
コディーノには出走させたかった意向はあっただろう。
この真実が明らかになる日はないだろうし、
これ以上、詮索する気もない。
今日、取り上げたいテーマは、朝日杯とクラシックの関連性です。
今回、掲示板などでも
「朝日杯を使うと、馬が消耗するから朝日杯を使うべきでない」
「朝日杯を格下げして、ラジオNIKKEI杯をG1にすべきだ」
といった意見があるが、これらの意見がはたして正しいか考えてみたい。
まず、朝日杯とダービーの関連性であるが、
朝日杯を優勝し、その後、
ダービーを勝ったのは1994年のナリタブライアンまで遡る。
また、近年で朝日杯に出走して、かつ日本ダービーでも
好走したのはローズキングダムだけという、
朝日杯と日本ダービーの疎遠な関係を裏付けそうなデータはある。
では、その一方で、ラジオNIKKEI杯を勝った馬で
日本ダービーを勝った馬がどれだけいるかといえば、
ここ10年ぐらいでネオユニヴァースぐらいしかいない。
また日本ダービーで3着以内に入った30頭の中で、
ラジオNIKKEI杯に出走していたのは、
ロジユニヴァース、リーチザクラウン、アサクサキングス
ハイアーゲーム、ネオユニヴァース、ザッツザプレンティの6頭だけだ。
これを多いか少ないかは個人の感覚によるだろうが、
思ったよりも少ないと感じる人が多いのではないだろうか?
ダービーを好走する馬のデータを見てみると、
年明けの京成杯やきさらぎ賞あたりで頭角を現す馬が多いのです。
(続く)