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2014/04/19 10:51

桜花賞の川田騎手の騎乗内容について好き勝手言ってみた

こんばんは。
競馬ブロガーの桜木悟史です。


先日の桜花賞では、川田騎手が騎乗するハープスターが見事勝利。

ただ個人的には気になったのは、一部から川田騎手の騎乗について「危なっかしい」「怪我をするんじゃないか?」というような指摘がある点だ。これについて私の見解を述べてみたい。

まず最後方から競馬を進めた点について。
これについては最後方ありきではなく、あくまでも馬のペース、リズムを重視した結果に過ぎない。特に今回はペースが流れただけに一番後ろになったが、ペースがもっと緩むであろうオークスでは、もっとポジションが前になる可能性もあるとみている。

さらに今回の騎乗について言えば、やはり敗れた昨年暮れの阪神JFから学んだ結果だと言えよう。
この馬に関しては松田博調教師が「外を回せば良かった」という発言をした。一方で武豊騎手が「内を回した判断は間違っていない」というような旨の発言をしている。ここでどちらが正しいという議論は避けるが、ただ結果としてチューリップ賞では川田騎手は松田博調教師の判断を重視したということだろう。そしてチューリップ賞で結果を出し、桜花賞でも見事に優勝した。この陣営の判断は間違っていない。

この世界においては、判断・評価すべきは結果であって、勝ち続けている限りはその方針を貫くべきだろう。外野の声に耳を貸す必要はない。

次に、怪我に関する不安もあるが、仮に今回のレースでハープスターが内に進路をとっていたらどうだろうか?
おそらく前のほうでバテた馬が壁になって、勝てなかった可能性もあるし、仮に勝ったとしても何回も進路を切り替えることになっただろう。そのほうがよっぽど馬の脚に負担をかけることになり、危険である。特にハープスターのような極上の切れ味を持つ馬にとっては、他馬に邪魔をされないことこそが怪我を避けるためのベストな方法だと言えるだろう。

よって、今回の川田騎手の騎乗内容がベストかどうかはさておき、結果も出しており、かつ馬のことをしっかりと考えた評価に値する騎乗だったことは疑いようのないものだったと言えるだろう。


そして、今回の川田騎手の騎乗内容に関しては、もう一点、物申したい点がある。
それは今回の川田騎手の騎乗に対して、JRAがムチの使用に関して過怠金1万円を科した点だ。

映像の角度だとわかりにくいのだが、確かにムチで何度も叩いたのかもしれない。しかし、着差を考えても適切な範囲ではないだろうか。この点に関しては、JRAの競馬に対する姿勢が非常にわかりにくい。動物愛護の観点でいえば、確かに大切な点なのかもしれないが、その一方で最後の直線で馬を追わないとやはり過怠金の対象になる。騎手には「適度」な騎乗を推奨しているわけだが、冷静に考えてみると、ムチの追い過ぎに対しては【動物愛護の観点】、無気力騎乗には【公正なギャンブル競技の観点】という2つの論点で騎手の裁量を求めているのだからややこしい。

動物愛護と公正なギャンブルの両立は確かに難しいことではある。両立しなければいけないという意見もわかる。ただし、1つの事象に対しては、1つの観点・論点でジャッジをしなければ、非常にわかりにくいし、評価もされないだろう。


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