1642件のひとこと日記があります。
2017/07/23 00:39
山野先生死去
巨泉の1周忌が終わるのを待つように、山野先生も亡くなってしまった。山野先生のHP(掲示板)でやり取りさせていただいたのは、大切な思い出だ。
私淑するユーザーさん方がおっしゃるように、私もまた、巨泉、山野、寺山のトリオから競馬の魅力を教わった。
寺山には当然間に合わず、巨泉は田村師との口論で引退、という状況で、現役に間に合ったのは、山野先生だけだった。
大学時代、講義中に、「フリーハンデ」の単行本を読み込んでいた。あのような重い本をよく通学中に持ち運んでいたもんだ、とあきれる。
しかし、巨泉、山野の死去は、本当に競馬界にとって痛恨のことではないか。
わずかに文章を楽しみにしている競馬関係者はいるけども、そのほとんどは、「予想を売って生計を立てている」いわば、内輪の人間である(例外は北海道の岩崎先生と、日経の野元さんくらいか)。
やはり、巨泉が言ってたように「本業の100分の1の原稿料だけど、本業の10倍の労力を費やして競馬評論をする」というサークル外の競馬評論家の台頭が待たれる。
ブック誌上のフリーハンデはどうなるんだろう。水野=藤井ラインで賄うのだろうか。
とまれ、山野先生のご冥福をお祈りいたします。
-
にるきんぐさんがいいね!と言っています。
-
スダピンボールさん
Tourbillonさん
不惑以降の競馬ファンが身の回りにいるのですが、あまり血統を知っている、というイメージがないんですよね(笑)
実は、山野先生に、HPを通じて、トーチュウの連載を単行本にしないのか、と聞いたことがあります。
時評的なもので、あまり単行本に向かないって仰っていましたが、巨泉の競馬解体新書は新聞連載をまとめたものですし、決して、単行本に向かないとは思わないのですがね。 -
スダピンボールさん
ふくすけさん
『優駿』'74年6月号の天皇賞観戦記「名馬の時代」、今度、新橋でコピーしてきたいと思います。 -
不惑以降の競馬ジャーナリストやファンで、山野御大の影響を受けていない人は殆ど皆無だと思います。
不朽の名著「サラブレッドの誕生」をはじめ、その全ての著作が永遠不滅のものだと思いますが、公式Webの「WORKS」は是非書籍にまとめて頂きたい素晴らしい内容です。
どこかの出版社がやってくれないかなぁ〜。
今頃天国で寺山と積もる話をしている事でしょう。
ミスターシービーについてとか・・・ -
ふくすけさん
山野浩一氏の訃報はTourbillonさんの新着日記で知りました(コメントは書いてはいませんが)。このサイトの島田明宏氏のコラムで何時の出来事か知りました。しかし、サイトのニュースには無く、「たれこみニュース」にも投稿は有りません。投稿者は総体的に競馬歴が浅いんでしょうかね。
私は氏の『名馬の血統』は持っていますが、基本は『優駿』の寄稿と座談会です。以前にも書き込みしましたが、一番影響を受けたのは小岩井牝系を教えて呉れた『優駿』'74年6月号の天皇賞観戦記「名馬の時代」です。 -
スダピンボールさん
それにしても、岡田光一郎さんをはじめ、優駿の宇佐美編集長、佐藤正人さん、山口瞳、巨泉、寺山の早大俳句研コンビ、そして山野先生と、天国で野平サロンでも開いているのだろうか。
サラブレッド血統辞典だって、本当の功労者は宇佐美さんだと聞いた覚えがある。