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2012/01/19 09:17
世界的に見て、せんばは増えてるんでしょう
世界的に見て、せんばは増えてるんでしょうか。
レガシー、マーベラス、トウカイポイントといったG1馬やアラシ、ワイドバトル、ハツシバエースといった渋い馬も忘れられない。
せんばをもっと増やせとか、もっと馬を動かせ(転厩の心理的、物理的障害を低くしろ)など、巨泉が言っていたことってのは、やっぱあんまり実現していない感じ。
私もせんばにはあんまり興味がない。というのは、やはりサラブレッドは血統を残すことが至上命題なので、いくらせんばが強くて、7年くらい一線で頑張ったとしても、引退すればそれまでという刹那的な感じがするから。
ただ、やはりこのままじゃ種牡馬になれないという馬はドンドン去勢すべきだろう。
G1の招待馬が去勢馬だとやっぱ興がそがれる。
血統はやはりサラブレッドの憲法なので、その埒外に置かれるとちょっと思い入れがしにくい。
せんばを宦官になぞらえたいいエッセイがあったと思うが、あれは寺山だったか、大島さんだったか。
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スダピンボールさん
英米法と大陸法の話みたいで興味深いですね。
日本人の判官びいきにマッチした馬の登場は難しいかもしれません。
私は、何というか、世界一の馬を目指すという観点からはせんば否定なのですが、どうにもならない馬をせんばにするのは有りだという立場です。
ですから、もっとせんばを増やせという意見に反対なわけではありません。
競馬は淘汰のスポーツですから、(功労馬はともかく)走らなかった馬がコンビーフになったり、去勢されることにためらいはありません。こう書くと馬への愛がないように思われるかもしれませんが…。
以前、宮島連合さんが寺山がファンになりそうな馬がいないといっていたかと思います。
これは野球でも(ボクシングは違うかもしれませんが)そうかもしれません。
巨泉の競馬解体新書(上)を再読しています。
中島啓之のアズマハンター(皐月賞)を絶賛していて、中島、菅原泰男、増沢といった晩成型騎手の活躍を見るの -
宮島連合さん
香港馬が世界的に活躍するようになったのが、多少目立つ程度で増えてはいないでしょうね。
最近は、アメリカでも物凄いヒーローは出ませんが、フォアゴー(ワジマは悪役扱い)、ジョンヘンリーの人気は凄かったですし、ファーラップ、レッドラム、ブラウンジャックを見るとセン馬が国民的ヒーローになるという歴史はアメリカに限ったものではないらしい。
オグリ、ハイセイコーがあれほどの人気を博したのは、血統、出自からの成り上がりストーリーに魅了された点が大きいのでしょうが、前掲したセン馬も似たようなものなのでしょう。
不思議に英米系の国には(香港含)、セン馬のヒーローが生まれ、大陸系の国には生まれない。
日本は、歴史的に大陸より英米系の影響が強いと思っているけど、実際の影響と国民の思考概念はまた別物なのでしょう。
巨泉は、米国志向が特別に強いですしね。 -
宮島連合さん
掲示板を眺めていると去勢に対する拒否反応が強いので、前から漠然と感じている事を書いたのですが、巨泉がすでに触れていましたか。
なかなか、手付かずの論点というものはないですね。(苦笑)
私のように、少し血統というものに否定的な人間は論外ですが、スダピンボールさんや巨泉のような血統意識の高い人の間で、結論が真逆になるのは面白いですね。
北米競馬も日本競馬と変わらぬ頻度で見ていそうな巨泉は、去勢に対する意識も少し違うのかもしれませんね。
それプラス内国産種牡馬真冬の時代(相当な名馬もアテ馬同然ですぐに廃用)に競馬を始めたのと種牡馬になれる期待値の高い時代に競馬を始めた違いっていうのも少しあるのでしょうか。