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1642件のひとこと日記があります。

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2012/07/29 02:59

『巨泉の真言勝負』を読む。

武文と巨泉の対談が掲載されている。
巨泉「遅いウマは肉にしちゃおう、速いウマだけ残して、いい子をつくろう。競馬は淘汰と伝承、そして速いウマが勝つ、というスポーツですね」
武文「自分のウマが勝って、衆人環視のなかで曳手をとって、どうだ、おれのウマは、という、それだけでいいんです。」
武文「大きなレースに勝ったウマは、馬主よりさきにいって、競馬会理事長がひけ、というんですよ。馬主が何か言ったら、日本で一番大きな委託料を払っているのは私です、といえばいい。そうすりゃ、馬主が恥じて、助成金はもらわないで委託料は全部自分で払おうという気になるかもしれない」
競馬=馬券とか、馬主は儲かるもの、という考えが跋扈している今日、十分通用する名言だと思うが如何。
そのうち、人の好さにかけては随一の馬券ファンだが、そのうち、コーチ屋のとおりに買ったら外れたから提訴するってなことにならないだろな。こないだの配当がもらえない云々で裁判沙汰になった記事を見ながら、ちょっと考えてしまった。
武文に著書がないのが痛い。
この本、実は畑さんとの対談も面白い。競走馬が牧場時代、集団生活の中でどんな馬だったのかは、新馬直前の調教より、ずっと欲しい情報だと思う。

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  • スダピンボールさん

    宮島連合さん
    ありがとうございます。
    そうなんですよね、宮島連合さんご指摘のような牧場時代にリーダーだったかどうかってこと、意外と気になります。そういったデータは調教のタイムなんかより、ずっと強い馬づくりに資するものだと思いますが。でも、競馬新聞という産業や、ギャンブルにつきものの数値化、という面で調教タイムは無視できないんでしょうね。その点は理解してやりたいとは思います。
    確かに人的に尊敬できる人物ってみあたりませんね。戸山さんあたりが最後でしょうか。
    「ホース・トレーダー」は知ってはいますが手に取ったことはありません。
    また東京都図書館の横断検索で探してみます。

    2012/07/29 10:51 ブロック

  • 宮島連合さん

    アローエクスプレスは、牧場時代からボスだった。
    カネミカサは、ボスでカネミノブは子分だったらしいですね。
    尾形師、稲葉師、中村勝五郎氏などどうも名言、至言が多いですね。
    最近の競馬学校や調教師試験は難しいらしいですが、知識量は増えても人間の質的な面や教養面ではお寒い限り、今日の調教師、騎手を見渡しても尊敬すべき人物はどうも見当たりません。

    話は変わりますが、「ホース・トレーダー」(サラブレッド血統センター)は読まれましたか。
    それほど面白くはないのですが、知識が欧州よりだった私に父がめずらしく買い与えてくれた本です。70,80年代のアメリカ競馬を勉強するのに適しています。

    2012/07/29 04:56 ブロック