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2012/11/16 16:52
『馬づくり一代』を図書館から借りて読んで
『馬づくり一代』を図書館から借りて読んでいるが、なかなか示唆が多い。
面白いところでは、昔、名門・千明牧場では、余った馬の母乳を、牧場関係者が砂糖を入れて飲んでいたらしい。
これを「馬乳」というらしい。「馬乳」はウィキペディアに項目があるくらいで(これにはびっくりした)、モンゴルでは、食用にもなっているという。
例えば、エアグルーヴの母乳(加糖)、ビワハイジの母乳(加糖)ってあったら商売にならないものか。
一番おいしい母乳のチャンピオン決定戦、みたいなものも、馬事振興で会ったら面白いのに。照哉さんが、「ロイヤルサッシュ系の馬乳より、ナイトライト系のほうがコクがある」とか、ちょっと飲んだだけで系統がわかるとか、そんな時代も近い(近くねぇよ)。
馬乳を飲む、という文化があったことに驚いた。さすがに、シルフィードじゃないけど、馬糞を食べて、馬の調子を計ろうという事例はないと思うが…。
しかし、ミスター千明牧場(C・B)とは、実は、千明家ではなくて、本書の主人公、高橋勝四郎なのではないか、という思いもこみあげてくる。