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2012/06/21 19:50
騎手と調教師の馬券予想
JRAのHPで、近代競馬150周年記念サイトのアーカイブスにある「名馬と駆けた150年の軌跡」のビデオを見てたら、伊藤雄二元調教師が毎日杯を勝った管理馬のハードバージについて、福永洋一騎手に「皐月賞行こうと思うがどう思う」と聞いたらしい。すると「もう少しよくなれば勝てますよ」と答えたという。その進言どおり、うまく仕上げてハードバージは皐月賞馬となった。
またよく知られてるが、橋口調教師を説き伏せて予定してなかった天皇賞に出走させ、レッツゴーターキンを見事勝利に導いたのは大崎昭一騎手の「勝てる」という判断からだった。これ以外にも調教師が騎手の判断を仰ぎ、出走させて勝ったという例はよく耳にする。もちろんうまくいかなかった例も山ほどあるだろう。
レース前に勝てそうかどうかが一番わかるのはやはりジョッキーだろう。相手との力関係や、馬場状態への対応、馬の調子などから、管理する調教師よりも騎手のほうがより総合的、的確に判断できそうだ。といっても経験豊かな騎手だけかもしれないが。
元調教師がメディアで予想してるのを見かけるが、現役調教師でさえわからないのに、現場を離れた退役調教師の予想は失礼ながら一般のファンと同レベルと考えていいのでは。それより新聞の記事などで騎手が出走を勧めたというコメントがあれば買ってみるのも手かもしれない。