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2019/11/27 01:34
遅ればせながらですが、先週のJCは色々な
遅ればせながらですが、先週のJCは色々な意味で印象的なレースでした。
まずは外国産馬が一頭も出走無し。
これはもう近年の傾向からなるべくしてなったというところでもあります。
JC創設の意味合いからは、外国馬が来ないのは残念なことですが、
一方、なぜ外国馬(特に欧州馬)が来たがらないのか、ということの原因は、
よく言われる固い高速馬場というのがまぁ原因と考えられますが、
それもJCでも勝てない上に、日本馬がガチの欧州レースを除いては海外で勝てる力を付けたので
日本では日本馬に敵わないという、ある意味欧州馬は白旗を上げている状態。
これは逆に海外馬が来ないことを悲観するよりも、日本馬のレベルアップをもっと喜ぶべきことなんじゃないかとも思います。
アメリカなんて芝レースは無くはないですが、特に欧州馬と競うこともせず、一貫して独自のダート競馬で世界最強という立場を作り上げてる訳です。
こういうのっていかにもアメリカ的だなと思いますよね。
日本は欧州競馬を模範にしてるということから欧州で通用しないこと、欧州馬が日本に来ないことに引け目を感じていますが、
そうではなくて、もっとアメリカ的に、高速馬場では世界最強を声高に誇ってもいいんじゃないかと思うんですよね。
欧州では厳しくても、香港、ドバイ、豪州では完全に通用するんですから。
ある意味では世界的には全然引け目を感じるところなんてないと思うんです。
まぁアジアでは香港が世界から馬の集まる国際色豊かなレースになるのはちょっと悔しいですが、
それは勝てるチャンスがあると思っているからです。
今や、逆に勝てる見込みが無くても海外に挑戦する、なんていう国は日本くらいしかないのですから。
日本国内で誇ることを居の中の蛙という人もいるかもしれないですが、
これだけ海外で勝っていればそうでもないはずです。
逆に欧州馬も欧州という舞台の居の中の蛙とも言えるでしょうしね。
日本馬はあとはアメリカの芝(ブリーダーズカップの芝レース)くらいですかね。
他のアメリカ芝レースでは勝っているので有力馬のやる気次第かと。
というのが1つで、
もう一つは馬が来ない代わりに、騎手は有力騎手が海外から集まり、騎手に関してはレベルの高い国際レースになったということです。
そこで個人的にレースで面白かったのは、騎手が欧州の有力騎手が揃ったもんで、しかも雨で重馬場になったもんですから、
日本馬でコースも日本なのに、レース展開が完全に欧州12F風の有力騎手は前々でレースをして先行勢の塊でレースを引っ張りスタミナ型の流れのレースになったのは興味深かったですね。
デットーリ騎手は完全に馬が馬場不向き過ぎて付いて行けなかったのは残念でしたが。
騎手でレースってこうも変わるものなんだと、関心して見ていました。
恐らく来年以降も海外遠征馬は期待出来なくて、
恐らく高速向きのドバイの良い芝馬がいたら来るくらいでしょう。
なので、せめて騎手は国際色豊かなレースではあって欲しいと思います。
一応ワールドスーパージョッキーシリーズがありますが、
こういうガチのG1レースではまた勝負の度合が違いますからね。
来年以降はJCは終わったと悲観するよりも、見る方も時代の変化を受け入れ、
楽しみ方を変えて楽しんだ方がいのかなと思った今年のJCでした。