今日の札幌5レース新馬戦、オーソクレー

今日の札幌5レース新馬戦、
オーソクレースがしっかりと勝ってくれました。

まず勝った瞬間に、母マリアライトの姿を思い出し母にも、おめでとう！
と言いたくなるちょっと感慨深い嬉しい勝利になりました。

世間的にも注目の高い馬なので、勝ち方には期待外れに感じる人もいるのでしょうが、
個人的には、まだまだな調教状態、入厩当初に見せた気弱な性格、血統的なことから、初戦は凡走も覚悟しての応援でしたので、
勝ち方より、勝てた、ということが何よりです。

まずスタートは最後の馬がゲート入りにもたついたところで、
画面が変わると、あ、ゲート内で変な立ち方している、と思ったら案の定、出遅れ。
でも、これは久保田先生も想定していたことで、気負う走りにさせない為にむしろゆっくり遅れるくらいにしたのだとか。
元々入厩前後に適距離はマイルくらい、という見立てもあったので、
恐らく大きい舞台を目指したいことを考え適正距離が短くならない様に、
スイッチの入りにくいゆっくりスタートを陣営も心掛けてということでしょう。
そのあとは1枠なのでインで追走。
これも事前の気弱な性格から囲まれることが不安点の1つでしたが、
そこでひるむことなくしっかりと流れに乗ってくれました。
直線では、外に出してからの伸び脚は一閃という感じで
しっかりした良い伸びはお見事。
ゲートに関してはまだまだですが、短距離馬ではないのでこれから良くして行けばいいところでしょう。

タイムやペース、上がりタイムに関しても、
小頭数の新馬なので遅くなるのは当然で、タイムで競うものでもないので十分なレース。

久保田知先生も言ってましたが、事前に想定していた懸念点を色々クリアしての勝利は、
着実な成長と素質を見せてくれた良い勝利でした。

この後は順調なら札幌2歳？とちょっと思いましたが、
久保田先生のクラブコメントでは、慌てる必要もなく労いに一旦放牧とのこと。

ここで更なる成長をし次走また頑張って欲しいと思います。



そして余談ですが、
今日はこのオーソクレースとちょっとした縁のある馬2頭が直後に勝っていました。

1頭は、新潟で同じキャサリーンパー牝系となるインフィナイトが新馬勝ち。
活躍馬が多く出ている名牝系とも言える系統、流石です。
兄は東京新聞杯勝ちのブラックスピネル。
競馬中継のゲストで来ていたカンニング竹山さんが兄に続いての出資馬の様で、嫁に内緒での出資とか。
勝て嬉しい気持ちは分かりますが、TVで言っちゃったらダメですねぇ(苦笑)。。。
こちらはモーリス牝馬ですが、なかなか強い勝ち方で先の楽しみな馬じゃないでしょうか。

そして札幌6レース未勝利では、サトノエスペランサが勝利。
こちらは母がフサイチパンドラで、アーモンアイの弟となる良血。
マリアライトともエリ女勝ち馬の仔が5レース、6レースと連勝していました。
そしてこの未勝利は、1番人気タイミングハートが接戦での2着で、
こちらはセレクトセールでキーファーズが2億520万円買ったリッスンの仔。

この時期の未勝利ながらなかなかヘビーな勝負でしたね。。。

更に、今日はルメール騎手がメイン含む4勝、2着2回、3着1回と騎乗全てで馬券に絡む活躍。
全て人気馬なので当然とも言えなくないですが、人気通り勝つのも大変なもので、
去年の札幌リーディングがいよいよ今年も本領発揮といったところでしょうか。